ジョージ・マーティンのレーベルやCBS等でプロデューサー、エンジニアとして腕を磨いたデイヴィッド・リチャードソンが名ロック・バンド“ジェスロ・タル”のメンバーと組んで設立し、40年以上に渡り数多くの名作品を送り出し現在も活躍中のイギリスの老舗スタジオ&レーベル「SRT(Sound Recording Technology)」。その膨大なアーカイブの中からラテン・アメリカ系アーティストの先駆者的存在であるシンガー&ギタリスト、ホセ・フェリシアーノの作品集が登場!
ホセ・フェリシアーノは’45年にプエルトリコで生まれ5歳でニューヨークに移住した。先天性緑内障のため生後間もなく失明しながらも独学でギターを習得し9歳でステージデビュー、10歳で初録音を経験する。’63年にNYのクラブでスカウトされRCAと契約、’65年にデビュー・アルバムをリリース。’68年発表の3rdアルバム「Feliciano!」からのシングル”Light My Fire”が全米3位を記録しアルバムも大ヒット、グラミー賞も受賞した。その後も”Che Será”、”Feliz Navidad”、”Rain”、”Chico and the Man”等のヒットを飛ばし息の長い活動を継続、定期的に来日公演を行う等現在も精力的に活動しているミュージシャンである。
本作は世界的に彼の名を知らしめる事になった’68年の録音作品を集めたもの。彼の最初の大ヒット曲であるドアーズのカヴァー曲”Light My Fire”を始めビートルズ、ママス&パパス、ジョルジ・ベン、バート・バカラックら全曲カヴァー曲で占められている。ソウルフルでジャズ、カントリーからの影響も入り混じるホットでクールなボーカル・スタイル、スパニッシュ・ギターを基調とした卓越したギター演奏等、彼の独自の音楽スタイルが完成された最初の絶頂期のサウンドをたっぷりと堪能できる。レイ・ブラウン(B)、ミルト・ホーランド(Per)とのトリオを基調としフルートやオーケストラを取り入れたソフトな音像もとても気持ち良い。
オススメは1、2、5、7、8曲目。英語圏のポピュラー音楽シーンで活躍した最初のラテンアメリカ系アーティストとも言えるホセの初期の輝きがたっぷり味わえるオススメの1枚!
【Light My Fire/Jose Feliciano/ハイレゾ】
1 Jose Feliciano[アーティスト], Jim Morrison[作詞], Robby Krieger[作詞], John Densmore[作詞], Ray Manzarek[作詞], Jim Morrison[作曲], Robby Krieger[作曲], John Densmore[作曲], Ray Manzarek[作曲]
2 Jose Feliciano[アーティスト], John Lennon[作曲], Paul McCartney[作曲]
3 Jose Feliciano[アーティスト], Fred Neil[作詞], Fred Neil[作曲]
4 Jose Feliciano[アーティスト], Bobby Hebb[作詞], Bobby Hebb[作曲]
5 Jose Feliciano[アーティスト], Jorge Ben[作詞], Jorge Ben[作曲]
6 Jose Feliciano[アーティスト], John Lennon[作曲], Paul McCartney[作曲]
7 Jose Feliciano[アーティスト], Gerry Marsden[作詞], Freddie Marsden[作詞], Les Chadwick[作詞], Les Maguire[作詞], Gerry Marsden[作曲], Freddie Marsden[作曲], Les Chadwick[作曲], Les Maguire[作曲]
8 Jose Feliciano[アーティスト], John Phillips[作詞], Michelle Phillips[作詞], John Phillips[作曲], Michelle Phillips[作曲]
9 Jose Feliciano[アーティスト], Tom Paxton[作詞], Tom Paxton[作曲]
10 Jose Feliciano[アーティスト], Burt Bacharach[作詞], Hal David[作詞], Burt Bacharach[作曲], Hal David[作曲]