ハイレゾで聴くジャズミュージック!1920~60年代の必聴名曲選ジョージ・マーティンのレーベルやCBS等でプロデューサー、エンジニアとして腕を磨いたデイヴィッド・リチャードソンが名ロック・バンド”ジェスロ・タル” のメンバーと組んで設立し、40年以上に渡り数多くの名作品を送り出し現在も活躍中のイギリスの老舗スタジオ&レーベル「SRT(Sound Recording Technology)」。その膨大なアーカイブの中から、古くは1920年代から60年代後半にリリースされたジャズミュージックの名曲集がハイレゾで登場!
『HD Jazz Volume 5』は、オールディーズジャズを集めたコンピレーションの5作目。今作は1920年代から60年代にかけてリリースされた、ジャズ・ラテン・ポップスなどジャンルを超えて融合した名曲たちを収録している。
全曲必聴ではあるものの、特におすすめしたいのは2曲目の『Round Midnight/Miles Davis』、5曲目の『I Remember You/Ella Fitzgerald』、そして『Manhattan/Dinah Washington』。
まず『Round Midnight』は、“モダンジャズの帝王”の異名をとるトランペット奏者マイルス・デイビスのバカ渋なトランペットが堪らない。一貫して“間”で勝負する1曲だが、いつのまにかどんどん引き込まれていく。『I Remember You』はジャズ界のスーパーディーヴァ、エラ・フィッツジェラルドの瑞々しさと愛くるしさに満ちたヴォーカルが楽しめる。『Manhattan』は1920年代にリリースされたとは思えないハイレゾ音質で見事に蘇った1曲だ。
BGMにするにはちょっともったいないかもしれないが、リラックスタイムのぜいたくなBGMとしても“使える”1枚。本物志向のリスナーにぜひ聴いてもらいたい作品だ。
※古いアーカイブになりますので、一部アナログマスターに起因するノイズが含まれております。あらかじめご了承下さい。
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