“アンダーグラウンド・レジスタンス(UR)不朽の名作「Hi-Tech Jazz」の例があるように、デトロイト・テクノは未来のジャズである、といわれてひさしいんだが……いきなりDSD5.6のスーパーヤバいブットビ音響でこれ聴かされて驚かないはずがあろうか、いや、ない。なにこのミニマルでサイケでモダンでビバップでヒップで宇宙からの侵略者的なデトロイト・テクノの進化系か? これなにデリック、ホアン、ケヴィンのビルヴィレ・スリーの子供がやってんじゃねーの? って感じのあまりにかっ飛んだ音響ジャズ。しかも、え? これ……日本人? ごめん、音楽に日本もなにもないのはわかってはいるけど。あ、そうか、URにも関わってたサックスの藤原大輔がいるんだ。なるほど。だけどこれはとんでもないよ。市野元彦(g)、藤原大輔(sax)、田中徳崇(ds)、佐藤浩一(p)、千葉広樹(b)……これでデビュー・アルバム……ちょっと身震いがしてます今の俺。マスタリングはオノセイゲン!”(text by 國枝志郎) 提供:
CDジャーナル
いまや、日本を代表するギタリストといっても過言ではない、市野元彦を中心に結成。早耳のジャズ/ポストロック/エレクトロニカ・ファンの間で話題となっているrabbitoo待望のファースト・アルバムが遂に完成。
メンバーはギタリストの市野元彦をリーダーに、ソロ名義をはじめ、phatやquartz headでも知られるサックスの藤原大輔。10年以上に及ぶシカゴでの活動で、ジェフ・パーカーらシカゴ音響派をはじめ、ペーター・ブロッツマン、ケン・ヴァンダーマーク、帰国後はケイ赤城トリオや日野皓正クインテットでも活動するドラムの田中徳崇、更にピアノの佐藤浩一、ベースの千葉広樹と、現在の若手ジャズ・シーンを代表する錚々たるメンバーが揃う。
ジャズ、ポストロック、エレクトロニカが入り乱れる混沌とした音楽性の中に、くっきりと浮かび上がる唯一無二の美しき世界観は、今後の活躍にも一層の期待が湧く素晴らしい内容です。
市野 元彦 : Guitar,Electronics
藤原 大輔 : Tenor Sax,Electronics
千葉 広樹 : Contrabass,Electronics
田中 徳崇 : Drums
佐藤 浩一 : Piano,Synth,Keyboards
録音エンジニア : 田中 徳崇
ミックス・エンジニア : 鎌田岳彦 (foxyroom)、田中 徳崇
マスタリング・エンジニア : オノ・セイゲン( Saidera Paradiso Ltd,.)
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【ライヴ情報】
2014年4月16日 (水) [
イベント詳細]
東京 渋谷 CLUB QUATTRO
出演: rabbitoo(市野元彦 / 藤原大輔 / 千葉広樹 / 田中徳崇 / 佐藤浩一)
スガダイロートリオ(スガダイロー / 東保 光 / 服部マサツグ) / 降神(志人 / なのるなもない)
DJ: やけのはら / Yoshio*o(JZDMS) a.k.a. 大谷能生
開場 19:00 / 開演 19:30
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