ソノリテ・レーベルを主宰するピアニスト内藤晃のセルフ・プロデュースによるアルバム第1弾。小樽マリンホールのスタインウェイで奏でる、フォーレ、セヴラック、モンポウらの詩的な余韻を湛えた佳曲たち。内藤がディレクターをつとめた神谷悠生の録音セッションの残り時間で“棚ぼた”的に生まれたこのアルバムは、気負いのない楽器との戯れが心地よい空気を醸し出しています。アルバムアートワークは、本間ちひろ(詩画家)が内藤の演奏にインスパイアされて描き下ろした、日の出前の地球影を描いたもの。
内藤晃(ピアノ)
ピアニスト・指揮者。東京外国語大学卒業。レクチャー、演奏・文筆活動を通じて、音楽の奥深い楽しみ方を広く発信している。作曲家の一次資料を収集・研究しており、訳書W.イェーガー編『師としてのリスト〜弟子ゲレリヒが伝える素顔のマスタークラス』(音楽之友社)は、リストのレッスン風景を記録した貴重な書物の邦訳である。「名曲の向こう側」(月刊『音楽現代』)、「作曲家のレッスンを覗いてみたら...」(月刊『ムジカノーヴァ』)などの連載をもち、CD、楽譜などへの寄稿も数多く行っている。その自然な音楽づくりは共演者から厚い信頼を得ており、自身のCD(「言葉のない歌曲」など)のほか、春畑セロリ氏(作曲家)や故・吉川雅夫氏(マリンバ)らの多数のレコーディングに参加。リコーダー、鍵盤ハーモニカ、ピアノによる「おんがくしつトリオ」を主宰し全国的にアウトリーチ活動も行うほか、自身のレーベルsonoritéを設立し、美意識を共有する音楽家たちをプロデュースしている。近年、ピアニスト安井耕一氏と親交を深め、ピアノの音色の可能性について科学的に探求している。
【Paysage/内藤晃/ハイレゾ】
1 内藤晃[ピアノ], フランシス・プーランク[作曲]
2 内藤晃[ピアノ], フランシス・プーランク[作曲], 内藤晃[編曲]
3 内藤晃[ピアノ], ガブリエル・フォーレ[作曲]
4 内藤晃[ピアノ], フレデリック・ショパン[作曲]
5 内藤晃[ピアノ], デオダ・ド・セヴラック[作曲]
6 内藤晃[ピアノ], モーリス・ラヴェル[作曲]
7 内藤晃[ピアノ], フェデリコ・モンポウ[作曲]
8 内藤晃[ピアノ], ガブリエル・フォーレ[作曲]
9 内藤晃[ピアノ], ガブリエル・フォーレ[作曲]
10 内藤晃[ピアノ], フェデリコ・モンポウ[作曲]
11 内藤晃[ピアノ], デオダ・ド・セヴラック[作曲]