都会、人生、人物、社会現象を取り上げながら一人一人の人間像を描く
'76年作品。初めてホームタウンであるニューヨークで録音、ビリー自らがプロデュースした4作目となるアルバム。原題の『Turnstiles』とはNYの地下鉄で見られる回転式の改札口の事。アルバム・ジャケットにも描かれていますが、このNYの地下鉄の改札を通っていく様々な人達の人生模様を描いた作品です。怒れる若者、大都会を抜け出し旅に出ようとしている人、ガリ勉の青年、人生の終りに近づきつつある老人など、一人一人の人間像を描き、ソングライティングはより深さを増しています。実際にLAを離れた彼がオープニングにしたのは「さよならハリウッド」、NYへの愛情や郷愁が詰まった「ニューヨークの想い」などの名曲が並んでいます。ビリー自身最も気に入っているアルバムであり、ファンの間でも名盤の誉れ高き完成度の高いアルバム。尚、後に「さよならハリウッド」は『ソングス・イン・ジ・アティック』に収録、シングル・カットされましたが、全米17位まで上昇し代表曲の一つになりました。
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【Turnstiles/Billy Joel/ハイレゾ】