豪壮華麗なピアニズムを堪能できるカティア・ブニアティシヴィリのコンチェルト・アルバム登場
優れた音楽家を数多く輩出してきた国、ジョージア(グルジア)から彗星のように登場したカティア・ブニアティシヴィリ。2011年にソニー・クラシカルと専属契約を結び、同年春に生誕200年を祝うフランツ・リストの作品集で華麗にデビューした逸材。セカンド・アルバム『ショパン・アルバム』、静謐なサード・アルバム『マザーランド』、華麗なるフォース・アルバム『カレイドスコープ(「展覧会の絵」ほか)』でつねに話題をさらってきたカティアの5作目のアルバムは、初のフル・コンチェルト・アルバムで、ラフマニノフの有名な2つの協奏曲を収録。ロマン派のピアノ協奏曲の中で最も有名な1曲である第2番、超絶技巧が要求される難曲で近年その知名度が大きくアップしている第3番という豪奢な組み合わせです。
しかも共演がパーヴォ・ヤルヴィ指揮チェコ・フィル。録音では「ショパン・アルバム」に収録されたショパンの第2協奏曲(オーケストラはパリ管弦楽団)以来となりますが、彼らは各地で共演を重ねており、その相性の良さは昨年2月のNHK交響楽団定期でのシューマンで日本の音楽ファンにも証明ずみ。パーヴォはここ数年チェコ・フィルに定期的に客演し、昨年5月にはプラハの春のオープニングで「わが祖国」を指揮するなど、この名門との絆を深めています。カティア、パーヴォ、チェコ・フィルという三者の組み合わせでお届けするラフマニノフの2曲は、2017年春最大の注目盤といえるでしょう。
カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】2016年11月11日~12日、プラハ、ルドルフィヌム(セッション)
【ご注意】CDパッケージ用のコメントを利用していることがあるため、一部内容が当てはまらない場合があります。あらかじめご了承ください。
【Rachmaninoff: Piano Concerto No. 2 in C Minor, Op. 18 & Piano Concerto No. 3 in D Minor, Op. 30/Khatia Buniatishvili, Paavo Jarvi, Czech Philharmonic Orchestra/ハイレゾ】