パーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団/ブルックナー:交響曲第6番イ長調WAB106
これぞ森羅万象の響き。大作第5番と第7番の間に生まれた重量級のシンフォニー。
当アルバムは、パーヴォ・ヤルヴィとフランクフルト放送響とのブルックナー・チクルス第5弾となった、ブルックナー中期の傑作・第6番。ゴシック風の大作・第5番とロマンティシズム溢れる名作・第7番の狭間にあって、演奏時間は短いながらも森羅万象の鳴動を思わせる深みを持つブルックナー中期の傑作・第6番。宗教性や神秘性を排し、従来のブルックナー像を覆すかのようなパーヴォ・ヤルヴィの演奏は、この小粒ながらも重量級の内容を湛えた作品から全く新しい魅力を引き出しています。
『ブルックナーの交響曲でも、第6番は演奏頻度が最も低い部類に入るものだろう。不当に低い評価を受けている点でも最たる存在だ。何らかのカテゴリーに分類するのが難しいが、興味深い点は多く、細部の設計も非常にユニークであり、私は個人的に強く引きつけられるものを感じている。全曲の冒頭部分はブルックナーにとって、いや、いかなる作曲家にとっても非常に特殊なものである。例の神秘的なトレモロの代わりに、第1・第2ヴァイオリンのみが非常に明確なリズムで反復音形を刻む。問いかけのような動機が短く応唱を交わし、ハーモニーがしばし行き先を探した後、イ長調の明るく壮麗な和音が全管弦楽で鳴り響くのだ!』―――パーヴォ・ヤルヴィ
[演奏] フランクフルト放送交響楽団指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
[録音] 2010年5月20日~22日、フランクフルト、アルテ・オーパーでのライヴ・レコーディング[レコーディング・プロデューサー]クリストファー・クラーセン[サウンド・エンジニア&ステレオ・ミキシング]リュディガー・オルト
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【Bruckner: Symphony No. 6/Paavo Jarvi, Frankfurt Radio Symphony/ハイレゾ】
1 Paavo Jarvi[AssociatedPerformer], Paavo Jarvi[MainArtist], Frankfurt Radio Symphony[AssociatedPerformer], Frankfurt Radio Symphony[MainArtist], Anton Bruckner[Composer]
2 Paavo Jarvi[AssociatedPerformer], Paavo Jarvi[MainArtist], Frankfurt Radio Symphony[AssociatedPerformer], Frankfurt Radio Symphony[MainArtist], Anton Bruckner[Composer]
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4 Paavo Jarvi[AssociatedPerformer], Paavo Jarvi[MainArtist], Frankfurt Radio Symphony[AssociatedPerformer], Frankfurt Radio Symphony[MainArtist], Anton Bruckner[Composer]