世界的指揮者とレコーディング経験豊富なオーケストラによるコラボレーション
1997年に設立され、クラシックを中心に厳選された良質の音楽を提供し続けているイギリスのレーベル「Signum Records」より、2010年にリリースされたアンドリュー・デービス指揮によるフィルハーモニア管弦楽団のアルバムをご紹介!
アンドリュー・デービスはイギリス出身の指揮者で、アメリカのリリック・オブ・オペラ・シカゴやオーストラリアのメルボルン交響楽団の指揮者を務めるなど、世界中で高い評価を得ている。
今作は、イギリスのフィルハーモニア管弦楽団を率いて、同じくイギリス出身の大作曲家、エドワード・エルガーの作品を取り上げている。
ちなみにフィルハーモニア管弦楽団は1945年にレコード会社EMI主導で創設されたオーケストラで、当時評価の低かったイギリスのオーケストラの地位を一気に引き上げた立役者でもある。1989年には年間250回ものセッションを録音するなど、レコーディングの多いオーケストラとしても知られている。
そのレコーディングに強いオーケストラを率いての指揮だけに、完成度の高い仕上がりとなっている。強弱をうまくつけ、どんどん作品の世界観へ引き込んでいくアンサンブルは見事だ。
特に2曲目の『Symphony No. 1 in A flat major: I. Andante nobilmente e semplice - allegro(交響曲第1番第1楽章)』は20分を超える大作だが、圧倒的な迫力と深みと厚みのある演奏が素晴らしく、何度繰り返し聞いても新たな発見がある1曲だ。
世界を舞台に活躍する指揮者と、レコーディングの経験値が高いオーケストラのコラボレーションとしては、申し分ない完成度を誇る1枚だ。
【Elgar: Symphonies No. 1 & 2, & Overture, Froissart/フィルハーモニア管弦楽団, Andrew Davis/ハイレゾ】
1 フィルハーモニア管弦楽団[アーティスト], Andrew Davis[指揮], Edward Elgar[作曲]
2 フィルハーモニア管弦楽団[アーティスト], Andrew Davis[指揮], Edward Elgar[作曲]
3 フィルハーモニア管弦楽団[アーティスト], Andrew Davis[指揮], Edward Elgar[作曲]
4 フィルハーモニア管弦楽団[アーティスト], Andrew Davis[指揮], Edward Elgar[作曲]
5 フィルハーモニア管弦楽団[アーティスト], Andrew Davis[指揮], Edward Elgar[作曲]
6 フィルハーモニア管弦楽団[アーティスト], Andrew Davis[指揮], Edward Elgar[作曲]
7 フィルハーモニア管弦楽団[アーティスト], Andrew Davis[指揮], Edward Elgar[作曲]
8 フィルハーモニア管弦楽団[アーティスト], Andrew Davis[指揮], Edward Elgar[作曲]
9 フィルハーモニア管弦楽団[アーティスト], Andrew Davis[指揮], Edward Elgar[作曲]