柳隼一の3枚目となるアルバムは、自身初のスタンダード集。スタジオライブを収録した本作は、決め事なしで本番に臨んだという挑戦的なもの。コンテンポラリーな感性とビバップの語法・リズムを独自の解釈で統合し、唯一無二の個性へと昇華させた柳。抜群のテクニックと歌心で、柳のハーモニー感覚をより色彩豊かにする仲石裕介のベース、常に変幻自在なパルスを送り続け、音楽の推進力の源となる柵木雄斗のプレイも見逃せない。セイゲン・オノがマスタリングを手がけ、ピアノのタッチの変化やベースの音の太さ、シンバルの粒立ちまで楽しむことができる。一方でライブ録音ならではの臨場感も味わえる会心作。
※「アルバム購入特典」はデジタルブックレット(PDF)と当作品のジャケット写真データ(jpg)です。
【PLAY STANDARDS/Shunichi Yanagi Torio/ハイレゾ】