心に響く、歌の力。
畠山美由紀の最新作は、布施明、ちあきなおみ、テレサ・テン、、美空ひばり、八代亜紀らが歌った「演歌、歌謡の名曲集」。天性の美しい声で紡ぎだされる歌の数々が、日本人の心にスッと沁みいり、そして残る、畠山美由紀の新境地。書き下ろしのオリジナル新曲“歌で逢いましょう”他、全11曲収録。オノ セイゲンのマスタリングによる最高のサウンド・クオリティをお楽しみ下さい。
"なんというか、Port of Notesとかで歌っていたころとはだいぶ変わったね、畠山美由紀さんのヴォーカル。2011年の東日本大震災以後に作られた2枚のアルバム(2011年の『わが美しき故郷よ』と2013年の『rain falls』は、どちらもすでにハイレゾ配信(前者は96kHz/24bit、後者は96kHz, 192kHzPCMに加え、DSD5.6も)されていて、その情感あふれるヴォーカリストがハイレゾに強い興味を持っていることは知っていたのだが、今回の新作ではさらにその音響的なすばらしさがこれまで以上に極められていることに失礼ながらとても驚かされた次第。最初にヴォーカルが変わった、と書いたけれど、しっとりとした情感あふれる歌い方に変わってきて、それがとても好ましく、かつ取り上げる曲もそれにふさわしいものが選ばれていると思える。沢田穣治プロデュースの本作は見ての通り、日本の演歌・歌謡曲の名曲カヴァー(1曲新曲あり)。マスタリングはオノセイゲン! 絶対にDSDで聴いてください。"(text by 國枝志郎)提供:
CDジャーナル
【Comment From オノ セイゲン】
DSDで昭和の名曲を最高のパフォーマンスで「そのまま聴く」という体験は、心を揺り動かすのです。
今作は、まず中村督さん(POTETO STUDIO)の録音&ミックスマスター(96KHz24bitのWAVデータ)が、もう「そのままで何もしなくてよい完成度」でした。サイデラ・マスタリングでは、まずアップコンバート&ビット拡張して最良の状態でアナログ再生、そこからが重要なのですが、アナログの機材でほんの微調整(数値で言うなら、0.3dBとか)を施した状態を5.6MHz DSDに取り込みます。DSDで録音し再生する。それを聴いた畠山さんは涙をながし、今作のプロデューサーの沢田穣治さんは“自分の音楽をさらに細かく本格的にやってみたくなった”と新しいディレクションに目覚め、つまりDSDで昭和の名曲を最高のパフォーマンスで「そのまま聴く」という体験は、心を揺り動かすのです。5.6MHz DSDは、「マスタリングスタジオで聞いたそのままの音」がどこでも正確に再現できます。
サイデラ・マスタリング
オノ セイゲン
【歌で逢いましょう/畠山 美由紀/ハイレゾ】
1 畠山美由紀[演奏], 小椋佳[作詞], 小椋佳[作曲]
2 畠山美由紀[演奏], J.C. Jouhaud[作詞], A. Tabart[作詞], J. Georgette[作詞], A. Donadel[作曲], M. Christianne[作曲]
3 畠山美由紀[演奏], 荒木とよひさ[作詞], 三木たかし[作曲]
4 畠山美由紀[演奏], 畠山美由紀[作詞], 畠山美由紀[作曲]
5 畠山美由紀[演奏], 二条冬詩夫[作詞], 伊藤雪彦[作曲]
6 畠山美由紀[演奏], 石坂まさを[作詞], 曽根幸明[作曲]
7 畠山美由紀[演奏], 石本美由起[作詞], 古賀政男[作曲]
8 畠山美由紀[演奏], 石原信一[作詞], 篠原義彦[作曲]
9 畠山美由紀[演奏], 中島みゆき[作詞], 中島みゆき[作曲]
10 畠山美由紀[演奏], 松原史明[作詞], 杉本真人[作曲]
11 畠山美由紀[演奏], 畠山美由紀[作詞], 畠山美由紀[作曲]