2002年10月サントリーホールでの録音。同コンビでは同曲再録音となり、旧録音から20余年。音楽家アシュケナージの更なる録音進化と円熟は留まるところを知りません。このチャイコフスキーはロシアへの執念ともいえる濃厚な表現が多く見られますが、過剰に重量化せず、構成(緩急)のバランスは絶妙。それに答えるフィルハーモニア管弦楽団のフォーマル・サウンドがこの曲を筋肉質に描ききっています。サントリーホールのアコースティックも一聴に値します。
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【チャイコフスキー:交響曲第6番&「フランチェスカ・ダ・リミニ」/ウラディーミル・アシュケナージ, フィルハーモニア管弦楽団/ハイレゾ】