R.コルサコフ没後100周年の今年2008年に放つ、コバケンとアーネム・フィルによる秀演。
おごそかで重量感のある出だしで始まる冒頭から、随所で聴かせる柔らかくまろやかな弦のユニゾン。アーネム・フィルの名手たちならではの美しい響きをもつヴァイオリン、木管勢のソロ。それらをまとめ上げるコバケンの熱い血潮あふれるこの音絵巻は、極彩色の色彩と、壮大な物語性をもって響き渡ります。
またそれに加え「ロシアの復活祭」と、若かりしR.コルサコフがロシア民謡に傾倒し書き上げたという、「ロシアの主題による序曲」の充実の2曲によるカップリング。
これまでアーネム・フィル、チェコ・フィルといった世界のオーケストラとの固い信頼関係を保持し、その精力的な活動の中で日本人指揮者としての「快挙」や「歴史」を作り上げてきたのは、熱き情熱を感じながらも常に大きく構え、演奏に取り組んできた小林だからこそ成し得てきた偉業といえます。
当演奏においても、「炎のコバケン」ならではの生命力と気迫に満ちた演奏が展開されます。
【リムスキー=コルサコフ:「シェエラザード」、「ロシアの復活祭」、他/小林研一郎, アーネム・フィルハーモニー管弦楽団/ハイレゾ】
1 小林研一郎[アーティスト], アーネム・フィルハーモニー管弦楽団[アーティスト], リムスキー コルサコフ[作曲]
2 小林研一郎[アーティスト], アーネム・フィルハーモニー管弦楽団[アーティスト], リムスキー コルサコフ[作曲]
3 小林研一郎[アーティスト], アーネム・フィルハーモニー管弦楽団[アーティスト], リムスキー コルサコフ[作曲]
4 小林研一郎[アーティスト], アーネム・フィルハーモニー管弦楽団[アーティスト], リムスキー コルサコフ[作曲]
5 小林研一郎[アーティスト], アーネム・フィルハーモニー管弦楽団[アーティスト], リムスキー コルサコフ[作曲]
6 小林研一郎[アーティスト], アーネム・フィルハーモニー管弦楽団[アーティスト], リムスキー コルサコフ[作曲]