あの名盤がついにDSDで登場!
1989年からの蜜月を経て「オランダ最高の実力派コンビ」と称されるまでにオーケストラを磨き上げた巨匠デ・ワールトがついに音楽監督を辞し、その功績をたたえられて「桂冠指揮者」のタイトルを与えられた直後の至極の名演を収めています。
オランダのオーケストラならではの豊かな弦楽器群そして名手ぞろいの管楽器群が、お互いの呼吸を知り尽くしたデ・ワールトのタクトのもと繰り広げる濃密な後期ロマン派の音楽世界はまさに圧巻です!オーケストラ・ビルダーとしても名高いデ・ワールトの渾身の集大成がここに披露されます!
レコーディングエンジニア 江崎友淑氏のプロデューサーノートより
僕の録音は2003年以降、DSDマルチ・トラックでの録音を進めているが、この録音直前にソノマ社からDSD24トラックのワーク・ステーションが完成したと言う情報が入った。
僕はオケ、指揮者のそれらの熱い思いを何とか最高の状態で残したいというプロデューサーの自然な欲求に駆られ、日欧のソニーとその周辺の各会社の協力を得、まだ組み上がっていない固体を録音初日の朝までかかって組み上げて頂き、この録音に間に合わせることが出来たのだ。
マルチ・トラックの利点は、何よりメイン・マイクとスポット・マイクの間に派生する音の空間的時間差を補正することが出来る。すなわちマイク間の位相差を完全にあわせる事が出来る所にある。それまで、音色的にマルチ・トラックの録音を頑なに固辞し、同時ミックスに拘ってきた僕だが、DSDという理想的な信号でマルチ録音が出来る今日では、それまでの弊害は全く無く、より高い次元での録音を可能にしているのだ。
今回の録音では、演奏者の気迫は普通のセッションでは考えられないほど高いもので、その圧倒的な完成度は、現代的なアプローチ満点だ。そして、終始僕の愛聴盤から受けた強い衝撃と対峙して更なる高みへ運ぼうと、録音中の緊張感もかつてないほどのものであった。それにより、R.シュトラウスの持つ細かくも鮮やかなオーケストレーションも余す事無く表現出来たと自負する内容になった。
<録音データ>
2005年3月11-15日 ヒルヴェルサム、MCOスタジオにて収録
【R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」交響詩「ドン・ファン」、「ばらの騎士」組曲/R.シュトラウス, エド・デ・ワールト, オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団/ハイレゾ】
1 R.シュトラウス[作曲], エド・デ・ワールト[指揮], オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団[演奏]
2 R.シュトラウス[作曲], エド・デ・ワールト[指揮], オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団[演奏]
3 R.シュトラウス[作曲], エド・デ・ワールト[指揮], オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団[演奏]
4 R.シュトラウス[作曲], エド・デ・ワールト[指揮], オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団[演奏]
5 R.シュトラウス[作曲], エド・デ・ワールト[指揮], オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団[演奏]
6 R.シュトラウス[作曲], エド・デ・ワールト[指揮], オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団[演奏]
7 R.シュトラウス[作曲], エド・デ・ワールト[指揮], オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団[演奏]
8 R.シュトラウス[作曲], エド・デ・ワールト[指揮], オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団[演奏]
9 R.シュトラウス[作曲], エド・デ・ワールト[指揮], オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団[演奏]
10 R.シュトラウス[作曲], エド・デ・ワールト[指揮], オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団[演奏]
11 R.シュトラウス[作曲], エド・デ・ワールト[指揮], オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団[演奏]