これは激レア!「交響三章」の2年前、三善晃25歳当時の作品を作曲年の演奏で。矢代の交響曲と同年に生まれた作品。三善晃(1933~ )の「交響的変容」がついに陽の目を見ました!作曲者25歳の1958年に発表された作品ですが、その2年後に発表された人気作「交響三章」の陰に隠れてしまったためか、全くといってよいほど演奏される機会のなかった作品で、公式のリリースは今回が初めてと思われます。後の三善作品に聴かれる明快さ、鋭さはまだそれほどないものの、後の作品に出現する様々な音楽要素の萌芽を聴き取ることができます。芥川也寸志の「エローラ交響曲」は、インドの石窟寺院に触発されて書かれた作曲者の代表作で、ストラヴィンスキーの「春の祭典」を思わせる荒々しい作風が特徴です。
(※録音が古いためお聴き苦しい箇所がございます。何卒ご了承下さい。)◆Phile-web:「N響アーカイブシリーズ」 誕生の舞台裏に迫る!
エンジニアインタビュー記事
【三善晃:交響的変容/芥川也寸志:エローラ交響曲 (NHK交響楽団/岩城宏之) (1958)/NHK交響楽団, 岩城宏之/ハイレゾ】