◆NEWS:ピアニストの個性とレコーディングの特性のマッチングを聴く──藤田真央『passage』配信開始
2017年、クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール優勝 ~ イノセントに進化し続けるピアニスト・藤田真央10代最後のアルバム!「藤田くんのラフマニノフの『(ピアノ)協奏曲第3番』に恋しちゃったわ。 あの演奏が心に絡みついてどうにも離れないし、夜も寝られない。」
(2016年、浜松国際ピアノアカデミー・コンクール後の中村紘子氏の言葉。 「音楽の友」2017年3月号より)
その指先から自然に溢れ出る「音楽」は、聴く人の「心」をやわらかにとらえ、飛翔させる─。
2017年のクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールを制し話題となった現在19歳のピアニスト藤田真央(ふじた・まお)、待望の3rdアルバム。ショパンのソナタ第3番、モーツァルトのソナタ第18番を軸に、アンコールでも好評のショパンのノクターン第20番(遺作)、ヴォロドス編曲によるモーツァルト「トルコ行進曲」などを収録。とことん「美しい音」にこだわった演奏と録音です。
日本が誇る巨匠エンジニア深田晃氏が手がけた録音は、藤田の繊細かつ豪胆なタッチと、アクトシティ浜松・中ホールのキャパ1,000クラスのリッチな残響とを美しく共存させた高品位なもの。色鮮やかなジャケットイラストは、「蜜蜂と遠雷」など多数のベストセラーを手掛けるイラストレーター、杉山巧氏が担当。
14歳のアルバムデビューから底知れぬ成長を続ける、藤田の10代最後のモニュメントです。
【録音】
アクトシティ浜松 中ホール2018年1月29-31日(セッション録音)/エンジニア:深田晃 352.8kHz/24bit DXD recording
【プロフィール - 藤田真央(ふじたまお)】
1998年東京都生まれ。3歳からピアノを始める。
2017年大学1年在学中に、第27回クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールで優勝。併せて「青年批評家賞」「聴衆賞」「現代曲賞」を受賞し、一躍世界の注目を浴びる。
幼少の頃から全日本学生音楽コンクール(小学校の部)第1位、2016年浜松国際ピアノアカデミーコンクール第1位など受賞を重ねると同時に、ショパン国際音楽祭、アッシジ音楽祭などに招かれ演奏。オーケストラとの共演も多い。
現在、特別特待奨学生として東京音楽大学ピアノ演奏家コース・エクセレンスに在学。ピアノを野島稔、鷲見加寿子、佐藤彦大の各氏に、ソルフェージュを西尾洋氏に師事。平成29年度公益財団法人青山財団奨学生。