~初版から150年の時を経て世界初録音 チェロが歌い上げるオペラ・ファンタジーの世界~
―― セルヴェ音楽大使の林 裕さんは、今や誰よりもセルヴェを知る人です。 (セルヴェ協会会長 ペーター・フランソワ)
チェロのパガニーニと呼ばれたセルヴェは、オペラの旋律を使ったヴィルトーゾ・ファンタジーを数多く作曲しました。彼の演奏はストラディヴァリで朗々と歌わせ、高い技術で驚かせるだけでなく、優雅でうっとりさせるスタイルだったそうで、ベルリオーズも絶賛しています。1842年3月28日のウィーンフィルの創立記念演奏会でソリストを務めた事や、生まれ故郷の教会広場に8メートルもある像が聳え立っている事から、当時の人々からの尊敬の大きさを伺い知る事ができます。
【林 裕 Yutaka Hayashi】
東京芸術大学音楽学部卒。1992年第52回日本演奏連盟新人演奏会で名古屋フィルと共演し、日本演奏連盟賞、中日賞を受賞。1993年大阪フィルハーモニー交響楽団首席チェロ奏者に就任。(~1996年)同年に開かれた、62回日本音楽コンクールで第1位・黒柳賞を、さらに読売新人音楽賞も受賞し、一躍注目を集めた。これを契機に、ソリストとして活発な演奏活動を展開。協奏曲のソリストとしての起用も数多く国内外のオーケストラと多数共演。中でも、94年朝比奈 隆指揮=大阪フィル定期演奏会における、ドヴォルザーク・チェロ協奏曲の演奏は絶賛を博した。
1996年アフィニス文化財団及びローム・ミュージックファンデーションの奨学生に選ばれ、ドイツ・フライブルク音楽大学大学院留学、首席修了。青山音楽賞、松方ホール音楽大賞、兵庫県芸術奨励賞、名古屋市民芸術祭賞、神戸市文化奨励賞、神戸灘ライオンズ音楽賞、名古屋音楽ペンクラブ賞、大阪文化祭賞グランプリ、音楽クリティッククラブ賞本賞、文化庁芸術祭新人賞、文化庁優秀賞(2回)を受賞。また兵庫県芸術文化センターシリーズの年間支持率No.1になった。
CD「SOLO ist」にシュタルケルが賛辞を寄せた他、レコード芸術の特選盤になった。チェロを林 良一、堀江 泰氏、三木 敬之、R・フラショ、B・ペルガメンシコフ、C・ヘンケルの各氏に師事。「いずみシンフォニエッタ大阪」のメンバー。相愛大学、神戸女学院大学非常勤講師。泉の森コンクール審査員。チェリストが書いた作品を広める“Cellist-Composers Collection”をライフワークにしている。
【ファンテジー ドゥ セルヴェ Cellist-Composers Collection II/林裕, 佐竹裕介/ハイレゾ】
1 林裕[チェロ], 佐竹裕介[ピアノ], フランソワ・セルヴェ[作曲]
2 林裕[チェロ], 佐竹裕介[ピアノ], フランソワ・セルヴェ[作曲], ジョゼフ・グレゴワール[作曲]
3 林裕[チェロ], 佐竹裕介[ピアノ], フランソワ・セルヴェ[作曲]
4 林裕[チェロ], 佐竹裕介[ピアノ], フランソワ・セルヴェ[作曲]
5 林裕[チェロ], 佐竹裕介[ピアノ], フランソワ・セルヴェ[作曲], ジョゼフ・グレゴワール[作曲]
6 林裕[チェロ], 佐竹裕介[ピアノ], フランソワ・セルヴェ[作曲]
7 林裕[チェロ], 佐竹裕介[ピアノ], アルヴド・ポールテン[作曲]