「ブラームス交響曲第1番」も大反響!いま最もクールな女性指揮者、オールソップが放つ次なるハイレゾ版は、プロコフィエフの第5番1944 年に作曲された「交響曲第5 番」は、プロコフィエフ(1891-1953)の最大傑作の一つとされています。これは、当時、ヒトラー率いるドイツ第三帝国が、一方的にソ連に攻め入ることで祖国愛に目覚めたというプロコフィエフが、自ら持てる音楽の力で、祖国に貢献すべく作曲した作品であり、構想からわずか1 か月でピアノ・スコアが完成、そこから1 か月でオーケストラのスコアが完成したというのですから、その創作意欲には並々ならぬものがあったのは間違いありません。ピアノやハープ、充実した打楽器群を含む3 管編成のオーケストラで奏されるこの作品、最初は静かに始まりますが、曲が進むにつれ、少しずつ盛り上がり、暴力的なスケルツォを経て、第3 楽章の葬送行進曲風の音楽へと進み、最終楽章で音楽は最高潮に達します。いささか唐突に終わるのは、人類に対して何かを問いかけているのかもしれません。交響組曲「1941年」はその先駆けとなった独ソ戦争勃発を契機として書かれた作品。オールソップの冷徹な指揮が曲全体を引き締めています。
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【プロコフィエフ:交響組曲「1941年」/交響曲第5番/サンパウロ交響楽団, マリン・オールソップ/ハイレゾ】
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