ガーシュウィンの「もう一つのピアノ協奏曲」である「へ調の協奏曲」です。代表作「ラプソディ・イン・ブルー」に比べると、古典的な形式に近づいているのは、この曲を作るためにガーシュウィンは、わざわざ音楽理論書を購入して、楽典から学びなおしたのだとか。もちろん前作のように、オーケストレーションを他の人の手に委ねることはなく、全て自らの手でスコアを書いたというのだから、その努力の凄まじさには敬服する他ありません。初演はガーシュウィン自身のピアノと、彼にこの作品を委嘱したダムロッシュの指揮、ニューヨーク交響楽団によって行われ、ジャズでもなくクラシックでもない新しい音楽は当時の聴衆を翻弄しました。もともと映画音楽として構想された「ラプソディ第2番」はマンハッタンの街並みを音に映したもの。彼の最後のフルスコアである「アイ・ガット・リズム」変奏曲も泣かせます。
【ガーシュウィン:へ調の協奏曲/他/バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団, ジョアン・ファレッタ, オリオン・ウェイス/ハイレゾ】
1 バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団[演奏], ジョアン・ファレッタ[指揮], オリオン・ウェイス[ピアノ], ガーシュウィン[作曲]
2 バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団[演奏], ジョアン・ファレッタ[指揮], オリオン・ウェイス[ピアノ], ガーシュウィン[作曲]
3 バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団[演奏], ジョアン・ファレッタ[指揮], オリオン・ウェイス[ピアノ], ガーシュウィン[作曲]
4 バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団[演奏], ジョアン・ファレッタ[指揮], オリオン・ウェイス[ピアノ], ガーシュウィン[作曲]
5 バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団[演奏], ジョアン・ファレッタ[指揮], オリオン・ウェイス[ピアノ], ガーシュウィン[作曲]