コルンゴルトは少年期から円熟期にかけて10作ほどの室内楽作品を遺しました。この3つの弦楽四重奏曲は第1番は20代、第2番は30代、第3番は40代後期とそれぞれ作曲時期が異なっており、その作風にも違いが感じられます。1924年に初演された第1番は、躍動感と魅力的なハーモニー、そして饒舌な和声が融合した作品で、当時の音楽界における彼の地位をより堅固なものとしました。その10年後に書かれ、アメリカで出版された第2番は、素直で明瞭な旋律と勢いの良いリズムが特徴です。そして第二次大戦後に書かれブルーノ・ワルターに献呈された第3番は、すでにヨーロッパでの彼の人気が凋落していた失意の時期の作品ですが、古典的な作風と現代的な味わいが並存し、曲の最後は喜びに満たされるという予想外の展開が耳に残ります。イギリスのティペット四重奏団の演奏です。
【コルンゴルト: 弦楽四重奏曲第1番 - 第3番/ティペット四重奏団/ハイレゾ】
1 ティペット四重奏団[アーティスト], エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト[作曲]
2 ティペット四重奏団[アーティスト], エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト[作曲]
3 ティペット四重奏団[アーティスト], エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト[作曲]
4 ティペット四重奏団[アーティスト], エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト[作曲]
5 ティペット四重奏団[アーティスト], エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト[作曲]
6 ティペット四重奏団[アーティスト], エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト[作曲]
7 ティペット四重奏団[アーティスト], エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト[作曲]
8 ティペット四重奏団[アーティスト], エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト[作曲]
9 ティペット四重奏団[アーティスト], エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト[作曲]
10 ティペット四重奏団[アーティスト], エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト[作曲]
11 ティペット四重奏団[アーティスト], エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト[作曲]
12 ティペット四重奏団[アーティスト], エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト[作曲]