レナード・スラットキンが取り組む「ラヴェル:管弦楽作品集」シリーズ第6集には、待望の2曲のピアノ協奏曲と「ツィガーヌ」を収録。ジャズ風のリズムが多用された「ピアノ協奏曲ト長調」は冒頭から活力ある響きに満たされており、悠々と流れるオーケストラをバックにピアノが華麗な演奏を繰り広げます。戦争で右手を失ったヴィトゲンシュタインのために作曲された「左手のためのピアノ協奏曲」は超絶技巧が駆使された作品で、こちらもパーカッションが重要な働きを見せる多彩な響きが特徴です。ソロを務めるデュモンは1985年生まれの気鋭のピアニスト。パリ音楽院でブルーノ・リグットに師事、数々のコンクールで受賞歴を持つ名手です。オリエンタルな風情を持つ「ツィガーヌ」でヴァイオリンを演奏するのは来日経験もある女性ヴァイオリニスト、ジェニファー・ギルバート。迫力ある音色が魅力的です。スラットキンの生き生きとした演奏が作品に花を添えています。
【ラヴェル: 管弦楽作品集 第6集 ピアノ協奏曲/フランソワ・デュモン, ジェニファー・ギルバート, レナード・スラットキン, フランス国立リヨン管弦楽団/ハイレゾ】
1 フランソワ・デュモン[ピアノ], フランス国立リヨン管弦楽団[演奏], レナード・スラットキン[指揮], ラヴェル[作曲]
2 フランソワ・デュモン[ピアノ], フランス国立リヨン管弦楽団[演奏], レナード・スラットキン[指揮], ラヴェル[作曲]
3 フランソワ・デュモン[ピアノ], フランス国立リヨン管弦楽団[演奏], レナード・スラットキン[指揮], ラヴェル[作曲]
4 ジェニファー・ギルバート[ヴァイオリン], フランス国立リヨン管弦楽団[演奏], レナード・スラットキン(指揮)[指揮], ラヴェル[作曲]
5 フランソワ・デュモン[ピアノ], フランス国立リヨン管弦楽団[演奏], レナード・スラットキン[指揮], ラヴェル[作曲]
6 フランソワ・デュモン[ピアノ], フランス国立リヨン管弦楽団[演奏], レナード・スラットキン[指揮], ラヴェル[作曲]