生誕325周年、フランス18世紀前半を代表するヴァイオリン音楽の大家、ルクレールの代表作であるヴァイオリン・ソナタ集第3巻全12曲の録音も、第9番から第12番を収録したこの第3巻で完結となります。ルクレールが活躍した18世紀当時は、コレッリやヴィヴァルディなどのイタリアのヴァイオリン音楽が大流行しており、彼はこの華麗な様式をフランス伝統の舞曲形式に融合させることでその作風を発展させていきました。このアルバムに収録された4つのソナタには、その特質が顕著に表れており、とりわけ第10番の終楽章「タンブーラン」ではハーティ=ガーディもアンサンブルに参加、低音を持続することで作品に民謡風の味わいが加味されました。また第12番の終楽章「チャコーナ」はヴァイオリンの卓越した技巧が要求される難曲で、名ヴァイオリニストとして活躍したルクレールの面目躍如といった作品に仕上がっています。今作も、バターフィールドを中心に、マクマホン、ウォルストンの3人が、巧みな技術を用いて見事なアンサンブルを披露しています。
【ルクレール: ヴァイオリン・ソナタ集 Op. 5, No. 9-12/エイドリアン・バターフィールド, クレア・サラマン, シラス・ウォルストン, サラ・マクマホン/ハイレゾ】
1 エイドリアン・バターフィールド[ヴァイオリン], サラ・マクマホン[チェロ], シラス・ウォルストン[チェンバロ], ジャン=マリー・ルクレール[作曲]
2 エイドリアン・バターフィールド[ヴァイオリン], サラ・マクマホン[チェロ], シラス・ウォルストン[チェンバロ], ジャン=マリー・ルクレール[作曲]
3 エイドリアン・バターフィールド[ヴァイオリン], サラ・マクマホン[チェロ], シラス・ウォルストン[チェンバロ], ジャン=マリー・ルクレール[作曲]
4 エイドリアン・バターフィールド[ヴァイオリン], サラ・マクマホン[チェロ], シラス・ウォルストン[チェンバロ], ジャン=マリー・ルクレール[作曲]
5 エイドリアン・バターフィールド[ヴァイオリン], サラ・マクマホン[チェロ], クレア・サラマン[ハーディ=ガーディ], シラス・ウォルストン[チェンバロ], ジャン=マリー・ルクレール[作曲]
6 エイドリアン・バターフィールド[ヴァイオリン], サラ・マクマホン[チェロ], クレア・サラマン[ハーディ=ガーディ], シラス・ウォルストン[チェンバロ], ジャン=マリー・ルクレール[作曲]
7 エイドリアン・バターフィールド[ヴァイオリン], サラ・マクマホン[チェロ], クレア・サラマン[ハーディ=ガーディ], シラス・ウォルストン[チェンバロ], ジャン=マリー・ルクレール[作曲]
8 エイドリアン・バターフィールド[ヴァイオリン], サラ・マクマホン[チェロ], クレア・サラマン[ハーディ=ガーディ], シラス・ウォルストン[チェンバロ], ジャン=マリー・ルクレール[作曲]
9 エイドリアン・バターフィールド[ヴァイオリン], サラ・マクマホン[チェロ], シラス・ウォルストン[チェンバロ], ジャン=マリー・ルクレール[作曲]
10 エイドリアン・バターフィールド[ヴァイオリン], サラ・マクマホン[チェロ], シラス・ウォルストン[チェンバロ], ジャン=マリー・ルクレール[作曲]
11 エイドリアン・バターフィールド[ヴァイオリン], サラ・マクマホン[チェロ], シラス・ウォルストン[チェンバロ], ジャン=マリー・ルクレール[作曲]
12 エイドリアン・バターフィールド[ヴァイオリン], サラ・マクマホン[チェロ], シラス・ウォルストン[チェンバロ], ジャン=マリー・ルクレール[作曲]
13 エイドリアン・バターフィールド[ヴァイオリン], サラ・マクマホン[チェロ], シラス・ウォルストン[チェンバロ], ジャン=マリー・ルクレール[作曲]
14 エイドリアン・バターフィールド[ヴァイオリン], サラ・マクマホン[チェロ], シラス・ウォルストン[チェンバロ], ジャン=マリー・ルクレール[作曲]
15 エイドリアン・バターフィールド[ヴァイオリン], サラ・マクマホン[チェロ], シラス・ウォルストン[チェンバロ], ジャン=マリー・ルクレール[作曲]
16 エイドリアン・バターフィールド[ヴァイオリン], サラ・マクマホン[チェロ], シラス・ウォルストン[チェンバロ], ジャン=マリー・ルクレール[作曲]