横山幸雄デビュー20周年記念アルバム。ピアノ協奏曲の中でも特に人気が高い極め付けの名曲、チャイコフスキー1番とラフマニノフ3番というゴールデンカップリング。横山のピアノと小泉和裕率いる東京都交響楽団のアンサンブルは極めて高い親和性を見せるが、その深いエスプレッシーヴォ、千変万化する音の色彩、凄まじいドライブ感は圧巻の一言。グリーグのピアノ協奏曲以来、実に15年ぶりとなる横山幸雄の満を持してのコンチェルト・アルバムである。
【チャイコフスキー: ピアノ協奏曲第1番/ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第3番/横山幸雄, 東京都交響楽団, 小泉和裕/ハイレゾ】