シンガーソングライターとしてインディーズシーンで活躍するいっぽうで、クリエイターとしてChouChoや上田麗奈、 Little Glee Monsterなどへの楽曲提供も行うなど、幅広い音楽活動を行ってきたrionos(リオノス)が、ついに!ランティスからアーティストとしてメジャーデビューすることとなった。そのファーストシングルが、TVアニメ『クジラの子らは砂上に歌う』のED主題歌に抜擢された「ハシタイロ」だ。作詞・作曲はもちろんのこと、編曲もrionos自身が担当。また、今回のシングルは、TVアニメソングの新譜リリースとしては初といえる、192kHz/32bit Floatによる楽曲制作が行われている。
<ココが聴きどころ!>
優しい響きを持つハスキーボイス、どことなくメロウだけど印象的な気がつくといつまでも心に残っているメロディ、アコースティック楽器をメインとした心地よい音色に満ちたアレンジと、何から何までrionosらしさ溢れる渾身の一作!といいたくなる完成度の高い楽曲なのだが、驚いたのはハイレゾ版の音のクリアさだ。なんと、レコーディングからミックス、マスタリングまで192kHz/32bit Floatによる制作が行われているのだ。さらに、e-onkyoでは192kHz/32bit整数バージョンのラインナップも用意されている。
今回、制作陣がそこまでハイクオリティのフォーマットにこだわったのは、楽曲制作の質を上げることで音楽そのものの表現力を高め、更なる可能性を探るためなのではなかろうか。実際、rionosの楽曲はとても深い“意味”を注ぎ込んだようにも感じる、素晴らしい楽曲に仕上がっている。アニソンから音楽の可能性を探る意欲的な楽曲が誕生するなんて、とても興味深いし、とても素敵だ。個人的には“いいぞいいぞ、もっとやれ!”といった気持ちである。芸術性や聴き心地の良さにこだわるアニソンがあっても、いいじゃないか。
(野村ケンジ)
【ハシタイロ/rionos/ハイレゾ】
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