『ラブライブ!』TVアニメ1期のエンディングテーマ。ピアノや生バンドなど、アコースティックな演奏に、μ'sメンバー9人のユニゾンによる、爽やかでありつつ力強さも持ち合わせるヴォーカルが掛け合わせられている。作詞はラブライブ!の全曲を手がける畑 亜貴が、作曲・編曲は数多くのアニソンを手がけ、ラブライブ!にも多くの楽曲を提供する高田暁が担当している。
いっぽう、カップリング曲「輝夜の城で踊りたい」は、“フィーバー!”のかけ声から歌が始まるディスコティック・ナンバー。パワフルなベースラインがリズミカルなダンス曲ながら、途中でμ'sメンバーの台詞が入るなど、個性的な楽曲に仕上がっている。
ハイレゾ版「きっと青春が聞こえる」の魅力といえば、μ'sメンバー9人がユニゾンで歌うことで生まれるヴォーカルパートの力強さだろう。ヴォーカルは48kHz/24bitでレコーディングされているが、それを最新の96kHz/32bit float環境でミックスダウンからやり直すという“大きな箱”を用意する(配信は96kHz/24bit)ことで、9人分もの声が重なる厚みとパワフルさがストレートに感じられるようになった。いっぽうで「輝夜の城で踊りたい」は、低域のリズムパートがより鮮明になり、グルーブ感あふれるサウンドになっている。加えて、9人が代わる代わる言っていく台詞を言っていく部分が、よりリアルに感じられるようになったのも素敵だ。
(野村ケンジ)
<<制作プロセスについて>>
CD発売時に制作したマスター音源はProTools|HDを使用し32bit floating/48kHzにて、収録からミックスまでを行っております。今回の配信はリマスタリングだけではなく、オリジナル音源のミキシングエンジニア淺野宏伸氏の手により、マルチトラックデータを32bit floating/96kHzに変換の後、音が存在しない周波数帯域に倍音を付加する強引なプロセスは一切行わず、96khzのスペックを活かしたバランスに再ミックスし、マスターファイルを新たに作成しています。
48kで収録されたサウンドを96kでミックスを行うことで音場を表現するリバーブやディレイ音の表情が繊細になり、一つ一つの音の粒立ちが良くなるので、リマスタリングのみでは実現出来ない解像度の向上を実現。Astel&Kern AKシリーズをリファレンス機に採用し、原田光晴氏の手により今回の配信用のマスタリングを行い24bit/96khzのマスターファイルに仕上げてます。(音楽制作ディレクター佐藤純之介氏より)
※「アルバム購入特典」は当作品のジャケット写真データ(jpeg)です。
「きっと青春が聞こえる」96kHz/32bit音源はこちら