数々のアニメ&ゲーム作品を手がけ、そのアニソンスピリッツに溢れた“熱き”サウンドによって、いまやアニソンアーティストを代表する存在となっているJAM Project(ジャム・プロジェクト)。2000年に結成され、2008年には初のワールドツアーを行うなど、「アニソン」というジャンルを世界中に広める立役者ともなった彼らの作品が、新たにハイレゾバージョンとしてリリースされる。
その記念すべき初タイトルとなるのが、2014年7月にリリースされた最新アルバムであり、かつ、10枚目(14年の活動で10枚目のベストアルバムというのは唯一無二!)のベストアルバムでもある「X cures Earth」だ。
初CD化を含む14のタイアップ曲と、2曲のオリジナル曲によって構成されている今作は、作詞作曲に加え、ヴォーカルのすべてを現在のレギュラーメンバーである影山ヒロノブ、遠藤正明、きただにひろし、奥井雅美、福山芳樹の5人(とサポートメンバー)が担当。JAM Projectらしさあふれる、パワフルさに満ちたアルバムに仕立てられている。
今回リリースされるハイレゾバージョンは、96kHz/24bit、48kHz/24bitなどで制作された楽曲がBernie Grundman Mastering Tokyoの手によって再マスタリングされ、96kHz/24bitバージョンとしてリリースされている。96kHz/24bitという、CDの3倍以上となるデータ量となった最大の恩恵といえば、一段とダイナミックに感じられる表現と、ヴォーカルのリアルさだろう。ハイレゾ音源といえば、アコースティック楽器との相性がよく、生楽器ならではの微妙なニュアンスをリアルに感じられるという特徴があるが、その一方で、音数の多い楽曲でもすべての演奏をあまさず感じ取ることができるようになるというメリットもある。JAM Projectは、ヴォーカル(しかもそれぞれがソロで活躍しているスーパーヴォーカリスト)が5人もいるユニットであり、演奏もハードロックならではのバンド構成にとどまらず、時にストリングスが使われる曲があるなど、“アニソン”ならではの多様な構成が採用されている。こういった“ぶ厚い”曲にとって、ハイレゾという大きな器はまさにピッタリ。おかげで、5人がユニゾンで歌うサビの部分やコーラスなどは、とてつもない迫力が生まれているし、同時に5人それぞれの声の特徴が、今まで以上にはっきりと感じ取られるリアルさも持ち合わせている。歌に込められた感情がいつもよりもダイレクトに、より“熱く”感じられるサウンドだ。
(野村ケンジ)
※「アルバム購入特典」は当作品のジャケット写真データ(jpeg)です。
【BEST COLLECTION Ⅹ X cures Earth/JAM Project/ハイレゾ】
1 JAM Project[アーティスト], 影山ヒロノブ[作詞], 影山ヒロノブ[作曲]
2 JAM Project[アーティスト], 影山ヒロノブ[作詞], 影山ヒロノブ[作曲]
3 JAM Project[アーティスト], 影山ヒロノブ[作詞], 影山ヒロノブ[作曲]
4 JAM Project[アーティスト], 影山ヒロノブ[作詞], 影山ヒロノブ[作曲]
5 JAM Project[アーティスト], 影山ヒロノブ[作詞], 影山ヒロノブ[作曲]
6 JAM Project[アーティスト], 影山ヒロノブ[作詞], 影山ヒロノブ[作曲], ヒカルド・クルーズ[作曲]
7 JAM Project[アーティスト], きただにひろし[作詞], 奥井雅美[作詞], きただにひろし[作曲]
8 JAM Project[アーティスト], 影山ヒロノブ[作詞], 福山芳樹[作曲]
9 JAM Project[アーティスト], 奥井雅美[作詞], きただにひろし[作曲]
10 JAM Project[アーティスト], 遠藤正明[作詞], 遠藤正明[作曲]
11 JAM Project[アーティスト], 奥井雅美[作詞], 影山ヒロノブ[作曲]
12 JAM Project featuring 奥井雅美[アーティスト], 奥井雅美[作詞], 奥井雅美[作曲]
13 JAM Project[アーティスト], 影山ヒロノブ[作詞], 影山ヒロノブ[作曲]
14 JAM Project[アーティスト], 影山ヒロノブ[作詞], 影山ヒロノブ[作曲]
15 JAM Project[アーティスト], きただにひろし[作詞], きただにひろし[作曲]
16 JAM Project[アーティスト], 影山ヒロノブ[作詞], ヒカルド・クルーズ[作曲]