古楽アンサンブル“REINE”生録会にて録音された「ハイレゾ・マスター録音音源」
※アルバム購入特典として、
1:44.1kHz/16bit(サービストラック・バイノーラル録音1曲)
2:5.6M DSD(サービストラック・ソニーハイレゾプロトマイク録音1曲)
がzipファイルで付録されます。
■石川陽子プロフィール(チェンバロ)
武蔵野音楽大学器楽学科ピアノ専攻卒業、同大学院修了、東京藝術大学大学院古楽科チェンバロ専攻修了。よんでん文化振興財団奨学生。ピアノを石川登志子、上原興隆、前田千絵、松野眞理子、中根伸也、チェンバロを岩淵恵美子、大塚直哉の各氏に師事。「チェンバロのある部屋」主宰。2015年高松市文化奨励賞(新人部門)を受賞。古楽アンサンブル Reine メンバー。e-onkyo musicにて、日本オーディオ協会より「輝くチェンバロ YOKO ISHIKAWA」配信中。香川短期大学非常勤講師、四国学院大学メサイア合唱団伴奏者。日本ピアノ教育連盟、全日本ピアノ指導者協会、日本チェンバロ協会メンバー
■砂山佳美プロフィール(バロックフルート)
東京藝術大学音楽学部卒業。フルートを野口博司、安達雅彦、堀井恵、川崎優、金昌国各氏に師事。国内外のオーケストラ、室内楽団と共演。バロックフルートを前田りり子、朝倉未来良の両氏に師事。武久源造氏のチェンバロと指揮によるCD「バッハの宮廷音楽~アンサンブルの領域vol.3」「未来系バッハへの道」(コジマ録音)でソロを務める。ライネ古楽アンサンブル、ジョーバン・バロック・アンサンブル、迷宮のコンセール メンバー。
■バロックフルートとは
バロック時代のフルートは木製で指穴が7つ、キー(鍵)が1つだけで、その後、指穴とキーを少しずつ増やし、管の形状や材質も変えて、19世紀半ば頃に現代のフルートとほぼ同じ姿になりました。ただし、この変化を単純にフルートの「改良」あるいは「進歩」とは言えません。確かに、音域は広がり、音量は大きくなり、演奏が容易になりましたが、代わりに柔らかい音色とふくよかな響き、弱音のニュアンスの豊かさなどは失われたからです。
楽曲紹介
(1) M.ブラヴェ : フルートと通奏低音のためのソナタ 第5番 ニ長調 作品2-5
M.Blavet : Sonata pour la Flute-Traversiere avec la Basse re majeur op.2-5
(第1楽章) Largo”La Chauvet”
(第2楽章) Allegro
(第3楽章) Aria”Le Marc Antoine”
(第4楽章) Minore”Les Regrets”
(第5楽章) Fuga Allergro
(第6楽章) Gavotta”Le Dedale”
『M.ブラヴェ Michel Blavet (1700-1768) は、18世紀フランスバロックの代表的な素晴らしいフルート奏者で、その名はヨーロッパ中に知れ渡るほどであった。1732年に出版されたフルートソナタ集は6曲からなり、伝統的なフランスの組曲を基にイタリア趣味を積極的に取り入れることに成功している。』
(2) G.ベーム : 組曲 第7番 ヘ長調
G.Bohm : Suite Nr.7 F-dur
(第1楽章) Allemande
(第2楽章) Courante
(第3楽章) Sarabande-Double
(第4楽章) Gigue
『G.ベーム Georg Bohm (1661-1733) はドイツのオルガニスト、作曲家。リューネブルクで聖ヨハネ教会オルガニストを長く務めた間の1700年頃、勉強のためにやってきたJ.S.バッハに大きな影響を与えたと考えられている。バッハが学んだとされる鍵盤音楽の楽譜集、アンドレアス・バッハ本とメラー写本にはベームのたくさんの作品が収められている。』
(3) 作者不詳 : 無伴奏フルートのためのメヌエット ホ短調
Anonyme : Minuetto pour Flute solo mi miore
『作曲者不詳のこのメヌエットは、バロック時代の曲集(クヴァンツ所蔵「カプリツェン」、
J.D.ブラウン編集「無伴奏フルート曲集」)に収められている。美しく切ないメロディが
印象的である。
(4) M.ブラヴェ : 組曲集第1巻より 無伴奏フルートのためのロンドによるジーグ ホ短調
M.Blavet : Recueil de PiecesⅠ,Gigue en Rondeau pour Flute solo mi minore
『前出のM.ブラヴェは、1755年頃に3冊のフルートデュエット集を出版している。自身
の作品だけに留まらず、他の作曲家によるオペラのアリアや、当時の有名な旋律を主題
とする変奏曲もデュエットにして収められている。この曲は、笛の名手ブラヴェならで
はのテクニックが生かされ、はらはらと舞い落ちるような下行形の連続が美しい。』
(5) J.S.バッハ : トッカータ ニ長調 BWV912
J.S.Bach : Toccata D-dur BWV912
『J.S.バッハ Johann Sebastian Bach (1685-1750) が28歳頃までに作曲、メラー写本に書
き込まれている。トッカータの語源はtoccare(触れる)、即興的、幻想的な傾向が強い。
輝くように駆けめぐる冒頭に始まり、アレグロが続く。レチタティーヴォ風な短調のア
ダージョは拡大されてフーガを展開し、即興的な部分をはさむと、ジーグのリズムによ
るフーガで華やかに閉じる。』
(6) J.S.バッハ : フルートとオブリガートチェンバロのためのソナタ ト短調 BWV1020
(C.P.E.バッハ : ソナタ H.542.5)
(第1楽章) Allegro
(第2楽章) Adagio
(第3楽章) Allegro
『J.S.バッハの作品として親しまれているが、次男C.Ph.E.バッハ、あるいは弟子の作品か
と長らく議論されている。ヴァイオリンソナタとして残されているが十分にその機能を
使っていないためフルートやオーボエで演奏されたと考えられる。しかしながらバロッ
クフルートにとっては大変な難曲である。第1楽章はチェンバロの長いソロに続き、フ
ルートが旋律をうたう。息の長い、穏やかな第2楽章、躍動感あふれる第3楽章で構成
される。』
■録音場所:松本記念音楽迎賓館Aホール
■録音日:2016年9月17日(土)~18日(日)天候(曇り&雨)
■チェンバロ:「2段鍵盤のフレンチ」
フルート:「バロックフルート」
■録音方式:広帯域100kHzマイクによる2ポイントダイレクト録音
■マスタリング方式:ノンマスタリング
■使用機器:
メインシステム
・マイクロホン:sanken製 CO-100K(広帯域100kHz対応)×2
・マイクアンプ:アキュフェーズ製 HA4010
・レコーダー:TASCAM DA-3000×4台
特典収録システム1
・バイノーラルヘッド:サザン音響SAMREC
・バイノーラルマイク:ソニー製ハイレゾプロトタイプ
・レコーダー:TASCAM DR-701D
特典収録システム2
・マイクロホン:ソニー製単一指向性ハイレゾプロトタイプ
・レコーダー:KORG MR-2000S
■スタッフ:
・石田 善之(チーフレコーディングエンジニア)
・橋本 高明(レコーディングエンジニア)
・加藤 丈和(アシスタントレコーディングエンジニア)
・関根 和浩(アシスタントレコーディングエンジニア)
・鈴木 信司(サウンドプロデューサー)
・大島 洋(チーフプロヂューサー)
・黒澤 拓(アシスタントプロデュ―サー)
・横田 堯(ホールコントロール)
・岩出 和美(デザイン・フォトプロデューサー)
・川村 容一(フォトグラファー)
・牧田 啓佑(調律)
【“古楽の響”YOKO ISHIKAWA&YOSHIMI SUNAYAMA “チェンバロとバロックフルートの世界”/石川陽子/ハイレゾ】
1 石川陽子[アーティスト], M.Blavet[作曲]
2 石川陽子[アーティスト], M.Blavet[作曲]
3 石川陽子[アーティスト], M.Blavet[作曲]
4 石川陽子[アーティスト], M.Blavet[作曲]
5 石川陽子[アーティスト], M.Blavet[作曲]
6 石川陽子[アーティスト], M.Blavet[作曲]
7 石川陽子[アーティスト], G.Böhm[作曲]
8 石川陽子[アーティスト], G.Böhm[作曲]
9 石川陽子[アーティスト], G.Böhm[作曲]
10 石川陽子[アーティスト], G.Böhm[作曲]
11 石川陽子[アーティスト], Anonyme[作曲]
12 石川陽子[アーティスト], M.Blavet[作曲]
13 石川陽子[アーティスト], J.S.Bach[作曲]
14 石川陽子[アーティスト], C.P.E.バッハ[作曲]
15 石川陽子[アーティスト], C.P.E.バッハ[作曲]
16 石川陽子[アーティスト], C.P.E.バッハ[作曲]