「堀沙也香生録会」において録音された「ハイレゾ・マスター録音音源」
※アルバム購入特典として、44.1kHz/16bit(flac)が全曲zipファイルで付録されます。
■堀沙也香プロフィール
東京音楽大学付属高等学校、同大学を卒業。在学中7年間、特待生奨学金を受ける。
松波恵子、岩崎洸両に師事。第76回読売新人演奏会に出演。その後、桐朋学園大学院大学にてさらに研鑽を積む。在学中、桐朋アカデミー・オーケストラとコンチェルトを共演。NHK-FMリサイタル、毎日新聞主催小児がん制圧チャリティーコンサート、山陽放送チャリティーコンサートなど数々の演奏会に出演。沖縄国際音楽祭、シュラーン国際音楽祭、京都国際音楽生フェスティバル、別府アルゲリッチ音楽祭などにも参加している。2013年、父・堀 了介氏と初のデュオCD『花のワルツ』をリリース。
■山崎早登美プロフィール
東京芸術大学附属音楽高等学校、同大学を経て、同大学大学院修了。これまでにピアノを白石朋子、水田香、植田克己、クラウス・シルデの各氏に、室内楽を岡山潔、植田克己、田中千香士の各氏に師事。第67回日本音楽コンクール入選、第15回大曲新人演奏会グランプリほかコンクール受賞多数。第9回、14回日本演奏家コンクールにて、伴奏者賞を受賞。また、浜松国際管楽器アカデミーなど各種音楽祭、講習会等で公式伴奏者を務めるほか、国内外のアーティストとの共演や新曲の初演など、多岐にわたり活動している。現在、東京音楽大学弦楽科非常勤講師(伴奏・室内楽)
■楽曲紹介
(1)R.シュトラウス:チェロソナタより第1楽章
オーケストラの曲やオペラで有名なドイツの作曲家、R.シュトラウスが18歳の時に書いた曲で、全3楽章から成っている。若々しさの中にも、シュトラウスらしさがそこかしこに聴きとれる。
(2)マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナより間奏曲
イタリアの作曲家マスカーニが書いたオペラ、「カヴァレリア・ルスティカーナ」の中の間奏曲。単独で演奏される機会も多い。
(3)ピアソラ:アヴェ・マリア
この曲は、後にマルチェロ・マストロヤンニ主演の映画「エンリコ4世」で使われ、新たに「タンティ・アンニ・プリマ」(日本語に訳すと「むかしむかし」)と言うノスタルジックな曲名が付けられた。原曲は、オーボエとピアノである。
(4)フォーレ:エレジー
元々はチェロソナタの緩徐楽章として構想されたもの。後に、管弦楽伴奏版も書かれている。チェリストにとって重要なレパートリーの曲の1つである。
(5)エルガー:愛の挨拶
エルガーが結婚前の妻に贈った曲で、元はピアノ曲。彼自身がピアノとヴァイオリン、小編成の管弦楽用に編曲しており、エルガーの作品の中で最も演奏される機会が多い小品である。
(6)メンデルスゾーン:無言歌
メンデルスゾーンの無言歌といえばピアノの無言歌集が有名だが、この曲はチェロとピアノのためのオリジナル曲である。当時は珍しかった女性チェリストの友人に書いた作品。
(7)ショパン:ノクターン 作品9-2
ピアノの詩人と言われるショパンは21曲のノクターンを作曲しているが、その中でも特に有名な1曲。チェリスト・グリュッツマッヒャーにより調を変えて編曲されている。
(8)カサド:親愛なる言葉
スペイン出身のチェロの巨匠であるカサドが、恩師であるカザルスへ感謝と敬愛の気持ちを込めて作った曲である。師弟2人の故郷カタロニアの民謡を取り入れており、楽譜には「我が最も親愛なるカザルス先生へ」と書かれている。
■録音場所:松本記念音楽迎賓館Aホール
■録音日:2015年7月12日(日)天候晴れ
■チェロ:Aless Andro D’Espine(イタリア)
■録音方式:100kHzマイクによるワンポイントダイレクト録音
■使用機器:
・マイクロフォン:SONYプロトタイプ(100kHzマイク)×2台
・マイクロフォン:SONY C-800G(for DSD)×2台
・レコーダー:TASCAM DA-3000×4台
・レコーダー:SONY PCM-D100(for DSD)×1台
■スタッフ
・石田 善之(チーフレコーディングエンジニア)
・橋本 高明(レコーディングエンジニア)
・加藤 丈和(アシスタントレコーディングエンジニア)
・佐藤えりさ(アシスタントレコーディングエンジニア)
・原 毅(イクイップメントエンジニア)
・大島 洋(チーフプロヂューサー)
・黒澤 拓(アシスタントプロデュ―サー)
・横田 堯(ホールコントロール)
・岩出 和美(デザイン・フォトプロデューサー)
・川村 容一(フォトグラファー)
【堀沙也香“ハイレゾで聴くチェロの豊潤な響き”/堀沙也香/ハイレゾ】