偉大な指揮者アンドレ・プレヴィンのジャズピアニスト時代の音源が復活!
イギリスを拠点に設立40年のキャリアを誇り、3万ものカタログ数を有するマルチメディア・レーベル「HHO(Henry Hadaway Organization)」。その貴重なカタログの中から、指揮者アドレ・プレヴィンが20代に演奏したファッツ・ウォーラーの名曲集が登場!
現在89歳、ラフマニノフの生演奏も聴いたことがあるという貴重な音楽家アンドレ・プレヴィン。10代からジャズピアノの天才少年として評判を集め、後に数々のオーケストラで指揮者としても名を馳せた。2009年、80歳で日本のNHK交響楽団の首席客演指揮者に就任。2012年からは名誉客演指揮者として在籍している。ジャズ、映画音楽、オペラ、クラシック音楽の幅広い分野で演奏、指揮、作曲と多彩な才能を発揮し、生活拠点のアメリカのみならずワールドワイドに活躍。
本作はプレヴィンの音楽の原点であるジャズピアノを収録。ジャズ界の初期をストライド奏法により盛り上げた黒人エンターテイナー・ファッツ・ウォーラーの作品を採り上げている。ニューヨークのハーレムで、ジャズピアニスト、作曲家、俳優として人々を楽しませたウォーラーは、1943年にわずか39歳の若さでこの世を去った。今も愛され続ける彼の名曲を、60年以上前の20代だった頃のプレヴィンが華麗で軽快な指さばきで演奏している。力加減が絶妙でプレヴィンのピアノ演奏を引き立てるベース、ドラム奏者との相性も抜群だ。このアルバムを制作した頃にはすでにピエール・モントゥから指揮法を学び、指揮者への道を歩み出していたプレヴィンが、ジャズピアニストに徹している貴重なアルバムをぜひ楽しんでいただきたい。
オススメはガツンとした出だしにしびれる3曲目の「Black And Blue」。黒人の憂鬱を歌った歌詞はもちろん、悲しみが広がるリズムとメロディが切ない。8曲目の「Stealin’ Apples」はピアノ、ベース、ドラムの調和がずば抜けてすばらしく、豊潤な味わい。
60年前の音源でありながら、クラシックのイメージが強いプレヴィンのジャズピアニストとしての顔に新鮮さが感じられる1枚!
Tops Records - L1593 (Released 1958)
※古いアーカイブになりますので、一部アナログマスターに起因するノイズが含まれております。あらかじめご了承下さい。
【Plays Fats Waller/André Previn/ハイレゾ】
1 André Previn[アーティスト], HARRY BROOKS[作詞], ANDY RAZAF[作詞], THOMAS FATS WALLER[作詞], HARRY BROOKS[作曲], ANDY RAZAF[作曲], THOMAS FATS WALLER[作曲]
2 André Previn[アーティスト], ANDY RAZAF[作詞], THOMAS FATS WALLER[作詞], ANDY RAZAF[作曲], THOMAS FATS WALLER[作曲]
3 André Previn[アーティスト], HARRY BROOKS[作詞], ANDY RAZAF[作詞], THOMAS FATS WALLER[作詞], HARRY BROOKS[作曲], ANDY RAZAF[作曲], THOMAS FATS WALLER[作曲]
4 André Previn[アーティスト], BILLY ROSE[作詞], HARRY LIN[作詞], THOMAS FATS WALLER[作詞], BILLY ROSE[作曲], HARRY LINK[作曲], THOMAS FATS WALLER[作曲]
5 André Previn[アーティスト], ANDY RAZAF[作詞], THOMAS FATS WALLER[作詞], ANDY RAZAF[作曲], THOMAS FATS WALLER[作曲]
6 André Previn[アーティスト], ARTHUR CHAPMAN[作詞], ARTHUR CHAPMAN[作曲]
7 André Previn[アーティスト], PREVIN[作詞], PREVIN[作曲]
8 André Previn[アーティスト], ANDY RAZAF[作詞], THOMAS FATS WALLER[作詞], ANDY RAZAF[作曲], THOMAS FATS WALLER[作曲]