アコースティックギター１本で奏でる、キャッチーなブラジリアン・サウンド！

'98年イタリアにて設立された良質のジャズ、ブラジリアン、ラウンジ・ミュージックを届けてくれるレーベル”SMOOTHNOTES”より、ブラジル生まれのシンガー＆ギタリスト、エヴァンドロ・レイスの’10年発表のアルバムがハイレゾで登場！イタリアを中心に活動している彼は、ヨーロッパでも高い評価を得ているワールド・ミュージック・バンド”Orchestra di Piazza Vittorio”の一員（現在は脱退）であったり、イタリアのワールド・パンク・バンド”Big Mimma”の作品への参加等、精力的に活動しているミュージシャン。レーベルのCEO、ジャコモ ・ボンディが、プロデュース、エンジニア等で全面的に参加しているアルバムである。

シンガーとしても活躍しているエヴァンドロだが、このアルバムは彼のギター１本のみのアコースティックサウンド。音楽一家の元に生まれ、幼い頃からギターと歌を習い、音楽院にて本格的にクラシックギターを学んだ彼の演奏は、とても情感豊かで立体感がある。一定に刻まれたリズムに乗せて美しい旋律が重なり、まるで歌声が聴こえてくるかのようなメロディアスな演奏をじっくり味わえる。彼の持つ温かみのある音色に、弦を爪弾いたり、かき鳴らす時に生じるギター特有のリアルな音が合わさり、とても臨場感のあるサウンドに仕上がっている。

全楽曲がエヴァンドロとジャコモの連名作になっており、全てのタイトル名がブラジル国内に存在するBeachの名称となっているところがユニークである。
聴き所は、移りゆくコードとストロークサウンドが心地よく響く、4＆5曲目「Belo Horizonte Beach」「Brasilia Beach」、緩やかなテンポと哀愁漂うメロディが心地よい、8曲目「Curitiba Beach」。

彼の卓越したテクニックと歌心溢れる表現力で、ブラジリアン・サウンドを存分に楽しめる、キャッチーで爽やかな１枚！

Evandro dos Reis (Guitar)