往年の名作映画の音楽がセンス溢れるジャズアレンジで蘇る、聴き応え抜群の1枚！

‘98年イタリアにて設立された良質のジャズ、ブラジリアン、ラウンジ・ミュージックを届けてくれるレーベル”SMOOTHNOTES”より、アコーディオンとピアノの鍵盤楽器ユニット GEM DUOの’15年のアルバムがハイレゾで登場！メンバーは、タンゴをルーツに持ち、エンニオ・モリコーネやニコラ・ピオヴァーニにも才能を評価され、世界中の数多くの作品やステージで演奏を披露しているマルコ・ロ・ルッソ（Acc）、幼少期から才能を開花させ、アンドレア・ボチェッリ、シンプル・マインズ等、世界中のアーテイストとの共演や楽曲提供を行うなど、作曲家、アレンジャー、ピアニスト、プロデューサーとして多方面で活躍中のジーノ・マルチェッリ(P)。
数々の映画音楽を生み出したモリコーネや、タンゴの代名詞ともいえるピアソラ等、名作映画の音楽や馴染みのあるナンバーが目白押し。各楽器の特性を生かした見事なジャズアレンジにより、往年の名曲に新たな命が吹き込まれている。本人達のオリジナル曲も織り交ぜられた大変贅沢な1枚。
巧みなテクニックでたたみ掛けるインプロビゼーションや、様々なジャンルを彷彿させるコンテンポラリーなアレンジなど、二人のバランス感覚に優れた上質なサウンドは聴きどころ満載。また、時折聴こえてくるアコーディオンのふいごやボタン操作音が絶妙に溶け合い、作品全体を彩っている。時に力強く、時に優美でメランコリック。情感あふれるコラボレーションは、心をたっぷりと満たしてくれる。特にオススメは、思わず映像が浮かんでくる程ドラマチックで哀愁が漂う2～3曲目「Medley Morricone-Rota」～「Nuovo Cinema Paradiso」、冒頭からタンゴ独特の世界に魅了される10曲目「Medley Piazzolla-Martino」。
卓越した技術と表現力を兼ね備えたミュージシャンの素晴らしい共演を、名曲とともにじっくり味わえる珠玉のアルバム。
Recording Year: 2015
Producer: Marco Lo Russo
Mastering engineer: Giacomo Bondi
Musicians:
Marco Lo Russo (Accordion)
Gino Marcelli (Piano)