第22回 日本プロ音楽録音賞 ハイレゾリュージョン部門「マルチchサラウンド」受賞作品
黄金の翼を持つ男よ、歌え、イタリアの歌を、謳え、イタリアの魂を!
2012年、24歳での二期会「ナブッコ」公演の鮮烈な日本デビューと、絶賛を博した東京フィルとの公演及びそのライヴ盤により、一般クラシック・ファンの間でも瞬く間に若手指揮者注目株の筆頭と目されるようになったイタリアの超新星バッティストーニ。2015年初の二期会公演への再登壇に期待が膨らむ中、待望されたヴェルディを主軸に据えたイタリア・オペラのエッセンスといえる名曲集が実現しました。彼が首席客演指揮者を務めるジェノヴァのテアトロ・カルロ・フェリーチェは、日本での知名度が音盤の世界でこそまだ低いものの、イタリアでトップクラスの水準にある名門歌劇場です。若くしてイタリア・オペラを知り尽くしたバッティストーニが誘うコンサートは、ソロ歌手の分まで歌とドラマで満ち溢れています。
アンドレア・バッティストーニ 指揮
カルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団&合唱団
録音:2014年3月27,28日、ジェノヴァ、カルロ・フェリーチェ劇場(96kHz / 24bit)
"待ってました! 東フィルと組んだレスピーギのローマ三部作ではち切れんばかりのエネルギッシュな指揮を聴かせて大注目の若手指揮者アンドレア・バッティストーニが、ジェノヴァのフェリーチェ劇場のオケと合唱を率いたイタオペ名曲集だ。オペラ・ファンならずとも、いま彼の指揮でいちばん聴きたいアルバムに違いない。『運命の力』序曲や『ナブッコ』の「行け、わが想いよ、黄金の翼に乗って」など、まさに血湧き肉躍る演奏が繰り広げられる。おまけに『椿姫』前奏曲や『カヴァレリア・ルスティカーナ』間奏曲で聴かせる旋律のなんと美しいこと。とはいえカラヤンのように息がつまるような作り込まれた美しさではなく、もっと伸びやかで開放感があって、奏者たちはここぞとばかりに思い切り甘く哀しい歌心を発散させるのだから、もう聴き手はたまらない。オケが上手いとか下手とか、そんな話ではない。これぞイタオペの泣き節!"(text by 長谷川教通)提供:
CDジャーナル
※今作は、LFE(Low Frequency Effect)が無音の5.1ch音源となります。
【イタリア・オペラ管弦楽・合唱名曲集(24bit/96kHz/5.0ch)/アンドレア・バッティストーニ, カルロ・フェリーチェ劇場管弦楽団・合唱団/ハイレゾ】
1 カルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団[演奏], ジュゼッペ・ヴェルディ[作曲], アンドレア・バッティストーニ[指揮]
2 カルロ・フェリーチェ歌劇場合唱団[コーラス], カルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団[演奏], ジュゼッペ・ヴェルディ[作曲], テミストークレ・ソレーラ[作詩], アンドレア・バッティストーニ[指揮]
3 カルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団[演奏], ジュゼッペ・ヴェルディ[作曲], アンドレア・バッティストーニ[指揮]
4 カルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団[演奏], ジャコモ・プッチーニ[作曲], アンドレア・バッティストーニ[指揮]
5 カルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団[演奏], ジョアッキーノ・ロッシーニ[作曲], アンドレア・バッティストーニ[指揮]
6 カルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団[演奏], ジョアッキーノ・ロッシーニ[作曲], アンドレア・バッティストーニ[指揮]
7 カルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団[演奏], ピエトロ・マスカーニ[作曲], アンドレア・バッティストーニ[指揮]
8 カルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団[演奏], ジュゼッペ・ヴェルディ[作曲], アンドレア・バッティストーニ[指揮]
9 カルロ・フェリーチェ歌劇場合唱団[コーラス], カルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団[演奏], ジュゼッペ・ヴェルディ[作曲], フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ[作詩], アンドレア・バッティストーニ[指揮]
10 カルロ・フェリーチェ歌劇場合唱団[コーラス], カルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団[演奏], ジュゼッペ・ヴェルディ[作曲], アントニオ・ギスランツォーニ[作詩], アンドレア・バッティストーニ[指揮]