【第21回日本プロ音楽録音賞」部門E サラウンド・サウンド 優秀賞受賞作品】
弱冠20代半ばというイタリアの若き天才指揮者、アンドレア・バッティストーニが東京フィルと初協演し、聴衆を圧倒した凄絶な公演のライヴ録音です。レスピーギの交響詩『ローマ三部作』は、シンフォニー・オーケストラの絢爛たるサウンドが最大限に発揮される、20世紀の管弦楽作品の華の一つ。
バッティストーニは2012年の二期会公演『ナブッコ』で一躍日本でも脚光を浴び、今回のこの東京フィル定演への招聘につながりました。すでにミラノ・スカラ座をはじめとするイタリア各地の主要オペラハウスでキャリアを積んでおり、この6月よりはジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場の首席客演指揮者に就任。今後世界へ活動の場を急拡大していくことは間違いありません。
ライヴ録音であることを演奏後の拍手まで意識させることのない完璧な演奏、そして優秀録音による、同曲の最高の名盤の誕生です。指揮者の年齢、日本のオケ、ライヴ録音、それらがハンディとなっているや否や、是非ご自身の耳でお確かめください。
“まだ20代半ばの若い才能が、持てるエネルギーをフルスロットルで発散させた痛快、爽快なライヴ録音。アルバムは「ローマの祭」の〈チルチェンセス〉の凄絶な咆吼から始まる。まさに古代ローマのアヴェ・ネローネ祭で、飢えた猛獣が猛り狂うかのような金管セクションの勢いがもの凄い。「祭」でローマの歴史を回想し、ローマに生きる人たちの喧噪を描き、「噴水」ではローマの夜明けから黄昏の美しさ、「松」では人々の生き様や死に想いをはせる。ローマ=イタリア人に染みついた息づかいやリズム感、色彩感を、バッティストーニがオーケストラに伝える。それに精一杯応えようとする東フィル。オーケストラをここまで本気にさせる指揮者の力量に拍手を贈りたい。金管の不協和音が生み出す超高域から、会場の空気を揺らす大太鼓の連打、満月に映し出される〈ジャニコロの松〉の静かなシーンなど、Fレンジ、Dレンジとも広大なので、音楽ファンだけでなくオーディオ・ファンも必携の録音。5.0ch音源によるホール感も魅力だ。”(長谷川教通)提供:
CDジャーナル
アンドレア・バッティストーニ 指揮
東京フィルハーモニー交響楽団
ライヴ録音(96kHz / 24bit):
録音:2013年5月31日、サントリーホール
*本作のサラウンド・バージョンの「LFEチャンネル」は無音となっております。
【レスピーギ:ローマ三部作〔祭/噴水/松〕(24bit/96KHz)/アンドレア・バッティストーニ, 東京フィルハーモニー交響楽団/ハイレゾ】
1 東京フィルハーモニー交響楽団[演奏], オットリーノ・レスピーギ[作曲], アンドレア・バッティストーニ[指揮]
2 東京フィルハーモニー交響楽団[演奏], オットリーノ・レスピーギ[作曲], アンドレア・バッティストーニ[指揮]
3 東京フィルハーモニー交響楽団[演奏], オットリーノ・レスピーギ[作曲], アンドレア・バッティストーニ[指揮]
4 東京フィルハーモニー交響楽団[演奏], オットリーノ・レスピーギ[作曲], アンドレア・バッティストーニ[指揮]
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9 東京フィルハーモニー交響楽団[演奏], オットリーノ・レスピーギ[作曲], アンドレア・バッティストーニ[指揮]
10 東京フィルハーモニー交響楽団[演奏], オットリーノ・レスピーギ[作曲], アンドレア・バッティストーニ[指揮]
11 東京フィルハーモニー交響楽団[演奏], オットリーノ・レスピーギ[作曲], アンドレア・バッティストーニ[指揮]
12 東京フィルハーモニー交響楽団[演奏], オットリーノ・レスピーギ[作曲], アンドレア・バッティストーニ[指揮]