新進気鋭の若きミュージシャンのコラボによる、グリーグ作品の濃厚な演奏を収録
個性的なアーティストのリリースで世界中のクラシック・ファンの人気を博すスイスの老舗レーベル”Claves Records”より、1980年代生まれというクラシック界の未来を支える二人のミュージシャンによるコラボアルバムがハイレゾで登場!
今作『EDVARD GRIEG THE SONATAS FOR VIOLIN AND PIANO』は、その名の通り19世紀後半から20世紀にかけて活躍したエドヴァルド・グリーグの作品を、若き演奏家二人によって収録したもの。
その二人というのが、アレクサンドラ・スムとデヴィッド・カダッチ。アレクサンドラは1989年にロシア・モスクワで生まれた美形ヴァイオリニストで、来日公演も行っている実力派。現在はフランス・パリを拠点にしながら世界各国で錚々たるオーケストラと共演を果たしている。
一方デイヴィッドは、1985年にフランス・ニースで生まれたピアニスト。地元フランスのみならずロシアやスペインなどでピアノを学び、学生時代からさまざまな賞を獲得している。
そのような二人が組むのだから、存在感抜群の演奏が収録されているのも当然だ。互いが主張する場面と、抑える場面のバランスが素晴らしく、抑揚の付け方だけでリスナーをグイグイと引っ張っていく力量はさすがといったところ。特に2曲目の『ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ長調 第2楽章』における掛け合いは白眉だ。
今後も更なる成長を予感させる、脂の乗った濃厚な演奏を楽しめる1枚。この作品を聴けば、クラシック界の未来が明るいことが実感できる。
ALEXANDRA SOUMM(violin)
DAVID KADOUCH(piano)
【グリーグ:ヴァイオリンソナタ第8番、13番、45番/Alexandra Soumm & David Kadouch/ハイレゾ】