マル・ウォルドロンの名を決定づけた超人気アルバム。
tr.1の表題曲、「I'm Left Alone」はマルが晩年の伴奏を務めた歌手、ビリー・ホリディのために作曲したものです。
アルト・サックスのジャッキー・マクリーンがこれだけに参加して、泣きのアルトを演奏しています。
もの悲しい哀愁に富んだ「トーチソング」(失恋や片思いの歌)が実に感動的であります。2曲目から
マル・ウォルドロン・トリオでここから聴き始めるのが正解。という人もいます。tr.2の「Catwalk」マルの一音一音ずつの
ピアノタッチが物悲しい。tr.5の「Airegin」途中からアップテンポなドライブ間で迫ってくるのはハードバップの典型と言えます。
ジャズ・ファンは勿論のこと、そうでない人も聞けば必ず何かを感じる1枚だと思います。
【Left Alone (Remastered 2014)/Mal Waldron Trio, Jackie McLean, Mal Waldron/ハイレゾ】