イタロ・ジャズ・シーンのオールスター・バンドの待望の新作！

イタリアを代表するトロンボーン奏者ディノ・ピアナとその息子フランコによるイタリア・ジャズ界のオールスター的グループの新作がAlfa Musicより登場！

ディノ・ピアナは’50年代からプロ活動を始め、自己名義作は少ないながらも多くのイタロ・ジャズを代表する作品に参加する等大いにその腕前を認められてきた重鎮プレイヤー。その彼がフリューゲルホルン奏者でありビッグバンドのアレンジもこなす息子フランコと共に結成した豪華メンツによるアンサンブルの通算3作目となるのが今作。ファブリジオ・ボッソ（Tp）、マックス・イオナータ（Sax）、エンリコ・ピエラヌンツィ（P）、ジュゼッペ・バッシ（B）、ロベルト・ガット（Dr）といった大物が集った編成も前作の通りで、今作ではさらにストリングス・クインテットが加わったより豪華な布陣で録音されている。

1作目以来となる組曲からスタートする今作は美しく甘美なハーモニーが新たに加わったストリングスも交えてたっぷりと聴くことができ、前作、前々作から続く敏腕プレイによる切れ味鋭いバップ・ナンバーとの対比がとても美しく、単なるビッグネームのセッション盤ではなくグループとしての成熟度を感じる事ができる作品になっている。混沌としたフリー・プレイや美しいメロディーとハーモニー、クールなテーマやスリリングなソロ・プレイ等聴きどころが満載の注目作！

美しいハーモニーから流石のインタープレイまで凝縮された組曲1～4曲目「Open Spaces」、文句なしにカッコいい6＆9曲目「Sunshine」「Blue Blues」が特にオススメ。イタロ・ジャズ界の夢のオールスター達が魅せてくれる甘美でクールなオススメの1枚！

Dino Piana (Valve Trombone)
Franco Piana (Flugelhorn, Arrangements)
Fabrizio Bosso (Trumpet)
Max Ionata (Tenor & Soprano Sax)
Ferruccio Corsi (Alto Sax)
Lorenzo Corsi (Flute)
Enrico Pieranunzi (Piano)
Giuseppe Bassi (Double Bass)
Roberto Gatto (Drums)
B.I.M. Orchestra :
Marcello Sirignano (I Violin), Andrea Cortesi (II Violin), Mario Gentili (III Violin), Fabrizio De Melis (Viola), Giuseppe Tortora (Cello)