変則トリオが聴かせる不思議な浮遊感溢れるサウンド
イタリアのテナー・サックス奏者、レオナルド・ラディッチ率いるトリオのデビュー作が、イタリアALFA MUSICより登場!
レオナルドはイタリア、ペルージャ出身でバークリー音楽院卒のミュージシャン。フェイヴァリット・ミュージシャンはJ・コルトレーン、S・リヴァース等。現在まで2枚のリーダー作の他様々なユニット等で音源をリリースしている彼の新たなプロジェクトがこのアルカディア・トリオ。ベースのフェルディナンド・ロマーノはギタリストのマルコ・ポッギオレシとのユニット”TANDEM”やトロンボーン奏者のロビン・ユーバンクスのツアー・メンバーとしても活躍しており、ドラマーのジョヴァンニ・パオロ・リグオリは’91年生まれで数々のフェスティバルやセミナーで優秀賞を勝ち取る等、将来を期待されている実力派の若手である。
スウィングに限らず16ビートや変拍子を駆使したコンテンポラリーなリズムに、コード楽器が皆無のためハーモニー&コード感が希薄で空間多めの音世界が特徴的な変則トリオ・サウンド。フリーな要素も多いが、しっかりとしたグルーヴの元にサウンドが繋がっているため散漫にならないアンサンブルがさすがの実力派のトリオ。1曲のみ5人のホーン・セクションが参加しているがこちらもアヴァン・ロックを思わせるサウンドになっている等、全体的に前衛色が強めの作品であるが、時折聴ける艶やかで秀逸なサックスのフレージングや、独特のコード・プレイが光るベース等、耳を惹きつける要素が満載で飽きのこないサウンドが満載のアルバムになっている。オススメは、現代風スウィングの1曲目「Child song」、ファンキーな4&8曲目「Our anger」「Stop selling lies」、分厚いホーンが特徴的な9曲目「Utopia」。
浮遊感たっぷりの変則トリオ・サウンドと実力派の個々のプレイが全編に渡り光りまくる、聴きどころたっぷりのサックス・トリオ盤!
Leonardo Radicchi (Saxophones)
Fedinando Romano (Double Bass)
Giovanni Paolo Liguori (Drums)
Sp. guests:
Marco Colonna (Bass Clarinet on M-7&9)
Tommaso Iacoviello (Trumpet 1 on M-9)
Angelo Olivieri (Trumpet 2 on M-9)
Gabriele Ricci (Horn on M-9)
Andrea Angeloni (Trombone on M-9)
Pierluigi Bastioli (Bass Trombone on M-9)
【DON'T CALL IT JUSTICE/ARCADIA TRIO/ハイレゾ】
1 ARCADIA TRIO[アーティスト], Leonardo Radicchi[作曲]
2 ARCADIA TRIO[アーティスト], Leonardo Radicchi[作曲]
3 ARCADIA TRIO[アーティスト], Leonardo Radicchi[作曲]
4 ARCADIA TRIO[アーティスト], Leonardo Radicchi[作曲]
5 ARCADIA TRIO[アーティスト], Leonardo Radicchi[作曲]
6 ARCADIA TRIO[アーティスト], Leonardo Radicchi[作曲]
7 ARCADIA TRIO[アーティスト], Leonardo Radicchi[作曲]
8 ARCADIA TRIO[アーティスト], Leonardo Radicchi[作曲]
9 ARCADIA TRIO[アーティスト], Leonardo Radicchi[作曲]
10 ARCADIA TRIO[アーティスト], Horace Silver[作曲]