様々な音楽をミックスした独特のコンテンポラリー・ジャズ・サウンドが魅力のカルテット
'16年にイタリアALFA MUSICよりデビュー作を発表している遊び心溢れるジャンルレスなコンテンポラリー・ジャズを聴かせるカルテット、GBプロジェックトの待望の2ndアルバムが同じくALFAよりリリース!
GBプロジェックトは、ピアノのみならずアコーディオンやドラムも操りDJとも多く共演する等ジャンルレスな活動を行うジルベルト・マッツォッティ(P)が中心になって結成されたグループ。他のメンバーは、ファブリジオ・ボッソも参加したファンキーなリーダー作で日本でも知られるアレッサンドロ・スカーラ(Sax)、アンドレア・マルセラ、マッシモ・ウルバニ、トニー・スコットらと共演歴を持つピエロ・シモンシーニ(B)、ギタリストのボブ・ドゥージと連名でALFAから「A PRIVATE VOYAGE」というアルバムもリリースしているミシェル・イアイア(Dr)。そしてスペシャル・ゲストとして現代アコーディオンの第一人者であるシモーネ・ザンキーニが参加している。
拍子が次々と変化していくプログレッシブなコンテンポラリー・サウンドを聴かせる一癖も二癖もあるグループであるが、奏でるサウンドも独特。タンゴ等ワールド・ミュージック、フリー・ジャズ、シンプルなオールド・スウィングからもろにJB’sといったファンクまで、遊び心溢れたカラフルな音を聴かせてくれるアルバムになっている。とはいえ6曲目のようなシンプルな叙情的サウンドを演奏させると、惚れ惚れとする演奏と完成度で仕上げてくるあたり、彼らの演奏スキルとセンスの高さがうかがえる。時にメロウに奏で、時にフリーキーに暴れるアレッサンドロのサックスに特に注目!オススメは、ポップなメロディーがグッとくる1曲目「BELLS IN DANCING」、アコーディオンがいい味を出している3曲目「PENDULAR」、ファンクとプログレとスウィングを行き来する4曲目「MAGIP」、哀愁の音世界が美しい6曲目「ARIA MEDITERRANEA」。
遊び心を備えた実力者達が様々な音楽ジャンルを楽しそうに行き来する独特のサウンド・スケープをぜひ味わってほしい。確かなジャズ・センスに裏打ちされた彼ら独自のカラフルな現代ジャズ・アルバムの力作!
Alessandro Scala (Tenor & Soprano Sax)
Gilberto Mazzotti (Piano & Fender Rhodes)
Piero Simoncini (Double Bass)
Michele Iaia (Drums)
Special guest:
Simone Zanchini (Accordion)
【MAGIP/GB PROJECT/ハイレゾ】