イタリアのマルチミュージシャンによる様々な音楽的志向を持った楽曲群
イタリアのマルチミュージシャンによる物語的アルバムがAlfa Musicより登場!
今作『Racconti di vinile』のプロデュースを担当したのは、イタリアのマルチミュージシャンであるCiro Riccardi。プロデュースはもちろん、プレイヤーとしてもアルバムに参加し、トランペットやフルートを披露している。その音楽性は、スロージャズをベースにしてファンクや民俗音楽を大胆に取り入れた、ちょっと不思議な音階を使った斬新なものだ。それぞれの楽曲の味付けが全然違うため、同じミュージシャンがプロデュースしているのかと耳を疑いたくなるような仕上がりとなっている。
ウイスパーヴォイスを取り入れ、言葉でも語り掛けてくる『ME SO’ SCURDATO ‘E ME』(3曲目)や正統派のファンクの中にも複雑な音階でフックをつけている『I MARINAI DI KRONSTADT』(4曲目)、各楽器のソロパートが際立っている『IL DISCORSO DI PERICLE』(8曲目)など聴き所満載。音楽的にはかなりの上級者向けのサウンドメイキングではあるが、各パートの技術という面ではアマチュアプレイヤーにも参考になる部分が多そうだ。
聴けば聴くほど新たな発見がある作品なので、じっくりと何度も時間をかけて聴いてほしい1枚だ。
【RACCONTI DI VINILE/CIRO RICCARDI/ハイレゾ】
1 CIRO RICCARDI[アーティスト], Ciro Riccardi[作曲]
2 CIRO RICCARDI[アーティスト], Ciro Riccardi[作曲]
3 CIRO RICCARDI[アーティスト], Peppe Servillo[作詞], Ciro Riccardi[作曲]
4 CIRO RICCARDI[アーティスト], Ciro Riccardi[作曲]
5 CIRO RICCARDI[アーティスト], Ciro Riccardi[作曲]
6 CIRO RICCARDI[アーティスト], Ciro Riccardi[作曲]
7 CIRO RICCARDI[アーティスト], Ciro Riccardi[作曲], Paolo Petrella[作曲]
8 CIRO RICCARDI[アーティスト], Ciro Riccardi[作曲], Daniele Sepe[作曲]
9 CIRO RICCARDI[アーティスト], Ciro Riccardi[作曲]