インプロバイゼーションの応酬が堪らないイタリアの実力派によるアルバム

実力派ミュージシャン5人が揃って制作されたアルバムがイタリアのジャズ・レーベル「ALFA MUSIC」より登場!

今作『TELLA TINGIA TE』をリリースしたOTTIMO MASSIMOは、イタリアの実力派ミュージシャン5人組によるジャズバンド。一聴するだけで、どのミュージシャンも只者ではないことがわかるオーラがビシビシと伝わってくる音像だ。

2曲目の『La Scoperta del Panache'』や4曲目の『A Night at the Cave』ではスピーディーなインプロバイゼーションの応酬で、サックスとシタールと鍵盤のソロが競い合うような展開が心地よく（特に『A Night at the Cave』は大胆なテンポチェンジもあり聴き応えが十分！）、3曲目の『Poco Distante』や12曲目の『Warne and Geraldyne』ではジャズバーにいるかのような錯覚を思わせるロマンチックなジャズを聴かせてくれる。14曲目の『Tingia Tella Te』ではゲストヴォーカルを迎え激シブなグルーヴを披露、アルバム全体のアクセントとなっている。

実力派によるバリエーション豊富なジャズを一気に楽しめる1枚。なかなか出会うことのできない、ぜいたくな作品だ。

Andrea De Martini(sax)
Lorenzo Herrnhut-Girola(chitarre)
Cristiano Callegari(piano, piano fender)
Francesco Bertone(contrabbass, bass)
Enzo Cioffi(drums)