屈指の名曲「Waltz For Debby」収録!ギター・トリオによるB・エヴァンス・トリビュート
イタリアのギター・トリオによる、ビル・エヴァンス・トリビュート的アルバムが、イタリアのALFA MUSICよりリリース!
リーダーのギタリスト、コロンボ・メンティはジョー・パスに影響を受けたジャズ・ギターの王道的なプレイを主にしているが、同時にジャズ・ミュージシャンとしてのビル・エヴァンスに魅了されており、今作はビルの楽曲をギターでカヴァーするという新しい試みの元、作られた作品である。ドラムとして参加しているフランセスコ・スコペリッティはALFAからリリースしているアンドレア・ルブラニのアルバムにも参加している。
ピアニストであるビルの世界観をギターで表現する、という斬新なコンセプトで作られたアルバムであるが、ほぼ完コピのテーマ以降は各曲にインスパイアされたコロンボや他メンバーのインタープレイで展開していく。コロンボの柔らかなタッチと多彩なコードワークは、ビルがもしギタリストだったらこう弾くのではないか、と思わせるような繊細で切ないトーンで、アルバムのメロウで叙情的サウンドを決定付けている。リズム隊の両人はオーソドックスにギターを支えるプレイに徹しているが、時折見せるソロ・パートのメロディアスなフレージングがすごく効果的で、アルバムの良いアクセントとして鳴らされている。ビルのカヴァー5曲以外は全てコロンボのペンによるオリジナル曲で、ビルの世界観を感じさせる甘美でクールな曲が多く、アルバム全体を見ても統一感溢れるサウンドのアルバムになっている。オススメは、難しいリズムをサラリと弾きこなす2曲目「Five」、クールなスウィングが聴ける5&7曲目「My Personal Impressions」「Troubles」、言わずと知れた名曲の8曲目「Waltz For Debby」。
ありそうでなかったビル・エヴァンスのギター・カヴァー・アルバム。繊細かつメランコリックなトーン、切なく美しいサウンド、鮮やかなアドリブが詰まったオススメの秀逸アルバム!
Colombo Menniti (Guitar)
Andrea Brissa (Bass)
Francesco Scopelliti (Drums)
【FIVE/COLOMBO MENNITI TRIO/ハイレゾ】
1 COLOMBO MENNITI TRIO[アーティスト], Colombo Menniti[作曲]
2 COLOMBO MENNITI TRIO[アーティスト], Bill Evans[作曲]
3 COLOMBO MENNITI TRIO[アーティスト], Colombo Menniti[作曲]
4 COLOMBO MENNITI TRIO[アーティスト], Bill Evans[作曲]
5 COLOMBO MENNITI TRIO[アーティスト], Colombo Menniti[作曲]
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7 COLOMBO MENNITI TRIO[アーティスト], Colombo Menniti[作曲]
8 COLOMBO MENNITI TRIO[アーティスト], Bill Evans[作曲]
9 COLOMBO MENNITI TRIO[アーティスト], Bill Evans[作曲]
10 COLOMBO MENNITI TRIO[アーティスト], Bill Evans[作曲]