20世紀前半のカタルーニャではグラナドスやアルベニスが民謡を採り入れた多くのピアノ曲を書き、カサドやカザルスがチェロの分野で活躍していました。それに比べヴァイオリン曲はあまり書かれていません。しかしその憂愁に溢れたピアノ曲や歌曲の旋律に魅せられたクライスラーやシゲティらがこれらをヴァイオリン用に編曲、旋律の魅力と名人芸を聴かせる格好の小品として生まれ変わらせています。またアルバムにはヴァイオリンのオリジナル作品も収録。チェロの名手カサドが、1915年に世を去った兄アウグスティンを偲んで作曲したヴァイオリン・ソナタや、モンポウがパリ時代に作曲した唯一のヴァイオリン作品「Altitud 高地」、グラナドスの死後に出版された「ロマンス」や「3つの前奏曲」などを聴くことができます。最後におかれた「ヴァイオリンのためのプローヴァ」の作曲家ジョルディ・セルベリョは1935年バルセロナ生まれ。もともとヴァイオリニストとして活躍するも、交通事故のためキャリアを中断し作曲活動に専念しました。彼の数多くの技巧的なヴァイオリン作品は、聴き手を21世紀の新しいカタルーニャ音楽へと導きます。エルサレム交響楽団のコンサートマスター、ジャンナ・ガンデルマンが情感に満ちた演奏を聴かせます。
【カタルーニャのヴァイオリン作品集/ヤンナ・ガンデルマン(ヴァイオリン), ライア・マルティン(ピアノ)/ハイレゾ】
1 ヤンナ・ガンデルマン(ヴァイオリン)[アーティスト], ライア・マルティン(ピアノ)[アーティスト], エンリケ・グラナドス[作曲]
2 ヤンナ・ガンデルマン(ヴァイオリン)[アーティスト], ライア・マルティン(ピアノ)[アーティスト], エンリケ・グラナドス[作曲]
3 ヤンナ・ガンデルマン(ヴァイオリン)[アーティスト], ライア・マルティン(ピアノ)[アーティスト], フェデリコ・モンポウ[作曲]
4 ヤンナ・ガンデルマン(ヴァイオリン)[アーティスト], ライア・マルティン(ピアノ)[アーティスト], ガスパール・カサド[作曲]
5 ヤンナ・ガンデルマン(ヴァイオリン)[アーティスト], ライア・マルティン(ピアノ)[アーティスト], ガスパール・カサド[作曲]
6 ヤンナ・ガンデルマン(ヴァイオリン)[アーティスト], ライア・マルティン(ピアノ)[アーティスト], ガスパール・カサド[作曲]
7 ヤンナ・ガンデルマン(ヴァイオリン)[アーティスト], ライア・マルティン(ピアノ)[アーティスト], フェデリコ・モンポウ[作曲]
8 ヤンナ・ガンデルマン(ヴァイオリン)[アーティスト], ライア・マルティン(ピアノ)[アーティスト], エンリケ・グラナドス[作曲]
9 ヤンナ・ガンデルマン(ヴァイオリン)[アーティスト], ライア・マルティン(ピアノ)[アーティスト], エンリケ・グラナドス[作曲]
10 ヤンナ・ガンデルマン(ヴァイオリン)[アーティスト], ライア・マルティン(ピアノ)[アーティスト], グラナドス[作曲]
11 ヤンナ・ガンデルマン(ヴァイオリン)[アーティスト], ライア・マルティン(ピアノ)[アーティスト], グラナドス[作曲]
12 ヤンナ・ガンデルマン(ヴァイオリン)[アーティスト], ライア・マルティン(ピアノ)[アーティスト], グラナドス[作曲]
13 ヤンナ・ガンデルマン(ヴァイオリン)[アーティスト], ライア・マルティン(ピアノ)[アーティスト], モンポウ[作曲]
14 ヤンナ・ガンデルマン(ヴァイオリン)[アーティスト], ライア・マルティン(ピアノ)[アーティスト], グラナドス[作曲]
15 ヤンナ・ガンデルマン(ヴァイオリン)[アーティスト], ライア・マルティン(ピアノ)[アーティスト], X. モンサルバーチェ[作曲]
16 ヤンナ・ガンデルマン(ヴァイオリン)[アーティスト], ライア・マルティン(ピアノ)[アーティスト], J. セルベリョ[作曲]
17 ヤンナ・ガンデルマン(ヴァイオリン)[アーティスト], ライア・マルティン(ピアノ)[アーティスト], J. セルベリョ[作曲]
18 ヤンナ・ガンデルマン(ヴァイオリン)[アーティスト], ライア・マルティン(ピアノ)[アーティスト], J. セルベリョ[作曲]
19 ヤンナ・ガンデルマン(ヴァイオリン)[アーティスト], ライア・マルティン(ピアノ)[アーティスト], J. セルベリョ[作曲]