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ありそうでなかった!9人で紡ぐ新感覚吹奏楽サウンド「シュピール室内合奏団」

2018/02/02
メンバーはたったの9人!ありそうでなかった新しいスタイルで注目と支持を集める「シュピール室内合奏団」のファースト・アルバムがこのたび配信開始されました。先行して発売されたCDはコンサート会場&CDショップ&通販サイトで空前の売れ行き!e-onkyo musicでは、メンバーが自己紹介や収録曲の実況解説を繰り広げる、配信限定のボーナス・トラック付きバージョンのアルバムをお届けいたします。


『シュピール・シュタール・シュプール!』
/ シュピール室内合奏団

※トラック11のオーディオコメンタリーのみ44.1kHzでの配信です。
※CDとは一部曲目が異なります。



ボーナストラック「シュピール室内合奏団のメンバーによるオーディオコメンタリー」収録の様子
(2018.1.7 @ナクソス・ジャパン オフィス(東京・三軒茶屋))




●シュピール室内合奏団とは
シュピール室内合奏団は、「吹奏楽の名曲をよりたくさんの人に伝えたい」という思いから2010年に結成された合奏団。メンバーは、テューバ奏者の本橋隼人、作編曲家の高橋宏樹ほか、フルート、クラリネット、2本のサクソフォン、ホルン、ユーフォニアム、ピアノ、打楽器といった楽器を奏でるプロのプレイヤーたち。現役中高生の吹奏楽部員からみれば「お兄さんとお姉さん」といった感じの、親しみやすい若手の演奏家です。

実際、彼らの開催するコンサートは、老若男女の吹奏楽経験者が熱心に足を運び、いつも大盛況なのだとか。コンサートの開催地も全国多岐にわたり、一般向けのコンサートのみならず、被災地の吹奏楽部を訪問してクリニックやミニコンサート・合同コンサートを行うなどの自主公演のほか、芸術鑑賞教室や地域イベントにも多数参加しています。

ファンからも待ち望まれていた今回のファースト・アルバムには、表題曲の「シュピール・シュタール・シュプール!」ほか、彼らの代表的なレパートリーの数々が収められており、ファーストにしてベスト、と呼ぶべきアルバムに仕上がっています。


2017年10月9日 浦安音楽ホール ハーモニーホールの演奏会より


●なぜ「極小編成」なのか?〜音楽の未来のために
さて、吹奏楽といえば、オーケストラと遜色ないほどの大人数!というイメージを持っている方も多いはず。 なぜ「極小編成」にこだわるのか。その理由は、リーダーの本橋氏が、テューバ奏者として活動する中で全国の学校や楽団から聞いたこんな悩みの声にありました。 「子どもの数が減ってしまって、小編成の活動を余儀なくされている……」 人数が少ないため、コンクールにも出られず、アルフレッド・リードの「アルメニアン・ダンス」のような吹奏楽の代表曲さえも演奏できない。 ……それならば、自分たちのようなプロのプレイヤーが、「少人数でもカッコ良く演奏できる」ということをきちんと表現すればいいじゃないか! そんな、音楽の未来に繋がる本橋氏の想いが、この合奏団の旗上げに結びつきました。

●編曲・編成の工夫
しかし、50人規模の大編成を前提として書かれた作品を8~9人の少人数で演奏するためには、原曲の魅力を損なわない巧みなアレンジが不可欠です。 「シュピール室内合奏団」の作編曲の多くを手がけるのが、ズーラシアンブラスほか、多くの吹奏楽団やアンサンブルで演奏される作品の作編曲を行っている高橋宏樹氏。

最初に手掛けたシュピール版アレンジ「アルメニアン・ダンス パート1」は、試行錯誤の連続だったそうです。
「正直、ちゃんと鳴るかもわからずに書きました(笑)。これでバランスが取れるのかなあ?と疑問に思いながら。でも、僕らの世代の定番ですから、実現できたらカッコイイし、若い方にも聴いていただきたいなと。この曲の冒頭はトランペットが印象的ですが、この合奏団にはトランペットがいませんので、ここは工夫しどころでしたね」(高橋)

なぜトランペットがいないのか。その理由は、アンサンブル全体のバランス感。
「合奏団の編成(楽器のセレクト)は、本橋と一緒に考えました。本橋のテューバと、自分が演奏できるピアノを入れることは前提として、ほかは木管、サックス群、金管からなるべく均等に集めようと決めました。バランスを良くするために、吹奏楽の花形であるトランペットとトロンボーンは思い切って抜いて、その結果、とても柔らかいサウンドができあがりましたね。クラシックは8人、ポップスは9人で編成しています」(高橋)

リーダーの本橋隼人氏(左)、作編曲家&カホン&音楽監督の高橋宏樹氏(右)

こうして、吹奏楽出身者も思わず憧れてしまうような、小規模ながら豊かなサウンドの合奏団が誕生したのです。一方、現在のピアノ担当である新居由佳梨氏は、「非吹奏楽出身」ならではの新鮮な感覚で演奏に臨んでいるといいます。
「私はピアノのソロ曲も好きですが、オーケストラのような複数の奏者による豊かな音色も大好きなので、吹奏楽のアンサンブルに加わることができてうれしいです。「シュピール」でのピアノの役割は、他のメンバーを支えること。音もはっきり出さなければいけませんが、ソロ曲では決して味わえない貴重な体験ができます。ぜひ、ピアノ弾きのみなさんにも聴いてほしいですね」(新居) (オーディオ・コメンタリーより)

レコーディングされた音源からも窺える編曲の妙。オーディオコメンタリーの収録中、
メンバー自身が思わず音楽に聴き入ってしまう場面も…「あ、ちゃんと喋らなきゃ!」


●アルバムの聴きどころ&“吹きどころ”がわかる「オーディオコメンタリー」
そのように工夫を凝らされた編曲作品の数々。実際にプレイヤーたちが何を感じたり考えたり意識しながら演奏しているのか、というのも気になるところ。というわけで、このアルバムでは、聴きどころ&“吹きどころ”がわかるボーナストラック「シュピール室内合奏団のメンバーによるオーディオコメンタリー」をご用意!

ボーナストラックは、

・メンバー紹介(0:00~)
・オーディオコメンタリー
トラック1「高橋宏樹: シュピール・シュタール・シュプール!」(0:00~)
トラック2「リード: アルメニアン・ダンス パート1(高橋宏樹編)」(15:31~)
トラック7-9「ホルスト: 吹奏楽のための第1組曲 変ホ長調 Op. 28-1」(29:47~)
トラック10「和泉宏隆: 宝島(小峰敦史編)」オーディオコメンタリー(42:02~)
・最後のご挨拶(47:19~)

というたっぷり1時間弱の構成となっています。
こちらのトラックに音楽は収録されていませんが、再生機器をふたつお持ちの方は、メンバーの「せーの!」というかけ声と共に音楽トラックの再生ボタンを押すと、トークと音楽を同時に楽しめます。

「ここ!ここカッコイイよね!」「いや~吹いてる方はホント大変で……」本音トークも炸裂!?


「あらためて聴いてみて、手前味噌なんですが、聴いても吹いても楽しいアルバムだなと感じました。現状出せる理想に近いものを出すことができたアルバムだと思います。」と、リーダーの本橋氏。

コンサート会場でのCD販売も大人気というこちらのアルバムですが、ハイレゾ(192/24bit)では、少人数編成ならではの、それぞれの楽器の響きの違いやメンバーの息づかいをリアルに感じられることでしょう。「次のアルバムも出したいね!」という話も早くも持ち上がっており、ますますのアグレッシブな活動が期待されるシュピール室内合奏団。こちらのファースト・アルバムをぜひお愉しみください。

★シュピール室内合奏団は、2/3に横浜市栄区民文化センターリリスで「0才からのコンサート」(午前)「シュピール室内合奏団Winter Concert 2018」(午後)も開催予定。詳しくはこちら

★収録曲の楽譜は、ASKS Windsから入手可能です。

オーディオコメンタリー参加のメンバー
左上より:國末貞仁(ソプラノ・サクソフォン)、安東京平(ユーフォニアム)、本橋隼人(テューバ/リーダー) 、高橋 宏樹(作編曲/カホン/音楽監督)、椿義治(アルト・サクソフォーン)
左下より:大岡三佐子(フルート)、新居由佳梨(ピアノ)、山口祐貴子(ホルン) (欠席:倉愛花理(クラリネット))