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【連載】 トランぺッター山崎千裕の連載コラム 【第3回】

2017/09/13
山崎千裕、園田涼、三浦拓也による「三角関係FEAT.三浦拓也」をはじめ、数多くのレコーディングやステージで活躍するトランぺッター、山崎千裕。この度、キングレコードよりリリースされた2nd ソロアルバム『Sweet thing』の発売を記念して、e-onkyo musicにてスペシャル・コラムの掲載を開始!
◆バックナンバー
トランぺッター山崎千裕の連載コラム 【第2回】
トランぺッター山崎千裕の連載コラム 【第1回】



『Sweet thing』/山崎千裕




皆様いかがお過ごしでしょうか。私「Sweet thing」ツアーの真っただ中です。現代は何でも便利になってどこへいても繋がれる時代ですが、やはりその土地へ行ってその地域のお客様と触れ同じ空間を過ごせるライブというものは格別です。私の音楽活動の中で大好きな瞬間です。書いている今日の夜は福岡県中洲ジャズへ出演です。楽しみです。そんな旅のこれからの予定も書きます。もしお近くを通る際は会いに来てくださいね!

山崎千裕+ROUTE14band「Sweet thing」ツアースケジュール

前回の連載はクラシック少女がニューヨークにてトランペットの活躍する新しい世界と初めて出会い衝撃を受けた所まででしたね。ここから今まで吹奏楽とクラッシック作品以外聞いたことのなかった私が、あらゆるの音楽に興味を持ちたくさん聴く時代に突入していきます。では私が触れてきた音楽を紹介していきたいと思います。

まず、私は先輩のお父様が演奏している叔父様バンドのホーンセクションに参加する機会を頂きます。そこで「BluesBrothers/Soul Man」や「Earth,Wind &Fire/September」などの名曲にたくさん出会います。繰り返される管楽器セクションのリフと華々しいステージに別世界を体験します。
それから色々なバンドに呼ばれるようになり、BigBandの現場に呼ばれるようになると吹き方のスタイルの違いをたくさん吸収しようとたくさん聴きました。それまでに触れたことのあるBigBandは芸大で文化祭の時にだけ結成するバンドしか経験がなくレパートリーは「Bob Mintzer / Good News」「The Basie Big band /The Heats On」などテンポの速い曲ばかりだったので、4beatザ・スタンダードナンバーの「Glen Miller/ in the Mood」「BennyGoodman/Sing Sing Sing」などは見様見真似でたくさんの先輩ミュージシャンに教わりながら現場で覚えていきました。

そしてそんな頃、2つのバンドからメンバーにならないかとお誘いを受けます。好奇心の塊の私は何でもやります。そこで生まれて初めてのバンド活動がスタートするのです。

一つは東京ブラススタイル。アニメソングを様々なアレンジにして演奏する管楽器とリズム隊による11人のガールズバンドです。ここではあらゆる音楽スタイルのアレンジとスピーディに吸収するスキルが求められます。有難いことに数多くのレコーディングに参加させて頂き、レコーディングのイロハやスタイルをたっくさん学びました。4beatのBigBandスタイルはもちろん,8beat,16beat, ska, pops,レゲエまで。特にアレンジャーが元ネタにしている曲を聴いてはニュアンスを真似していました。

もう一つはアフロのボーカル率いる大所帯のバンド、ソウルガンボ。こちらは完全にファンク、ブラックミュージックがルーツのバンド。ここでメンバーが影響されてきたという音楽が好きになりひたすらに聴きます。P-Funk ,Funkadelic, 踊りだしたくなるようなリズムそして奇抜なファッション、コードの少ない中で大活躍するホーンセクション。「Stevie Wonder/ I wish」などはとても思い出深いです。(実はこのバンドで三角関係feat.三浦拓也key園田涼氏、ROUTE14band山下氏と出会います!)。ここでホーンセクションのアレンジなどを始めます。

この二つのバンドは演奏はもちろんですが、どちらもパフォーマンスもします。セクション揃ってのダンスやお客さんが楽しくなるような工夫がたくさんでした。初めのうちは膨大な曲数の暗譜や、クラシック吹きからは考えられない動き(楽器を振る、回す、高いヒールなど)、初めてのピックアップマイクによる音色の作り方など戸惑う事も多かったのですが、マーチングでの経験も手伝ってステージに立つのが楽しくなってきました。

そんな流れもあってなのか並行してパフォーマンスも含めたお仕事にも参加させていただくことが多くなりました。学生の頃からはズーラシアンブラス(動物のキャラクターでクラシックの一流プレイヤーが吹く金管アンサンブル)、またJ-POPアーティストさんのツアーサポートのお仕事は今現在に繋がっています。

中でも初めて武道館で演奏させて頂いた日は印象深く覚えています。それはアニメ「マクロスフロンティア」のライブでトランペットのサイド吹きとして参加させて頂いた時です。会場中の歓声とサイリウムの光が会場を包む景色は忘れられません。そして何といっても菅野よう子さんの楽曲の素晴らしさ。完全に虜です。中でも「追憶のトランペット」は大好きな曲です。

ツアーサポートさせて頂いているアーティストさんの「ゆず/少年」「でんぱ組.inc/最Ψ最好調!」「SEKAI NO OWARI/Monsoon Night」はホーンズがとてもカッコ良い曲なので管楽器好きの人には聴いて欲しいです!

そんな音楽生活を送りながら、ある日自分のバンド活動が始まります。それが山崎千裕+ROUTE14band。友達ミュージシャンの中にポップスバンド(ミスチルのような)がいて、ボーカルが抜けるという噂が届きました。なので私は「その場所で自分の曲を音出してみたいから3か月一緒にバンドやってくれませんか?」と未完成な曲を片手に仲間に加わらせてもらいました。誰もインストバンドをやった経験も無く3か月実験するくらいの感じでスタートしたこのバンド、今では6年目になります!

次回はこの山崎千裕+ROUTE14bandでの活動を書いていきます!





















◆山崎千裕 関連作品




山崎千裕 プロフィール

東京芸術大学附属音楽高等学校を経て東京芸術大学音楽学部卒業。
トランペットを杉木峯夫、福田善亮、D・ヘルツォーク、ヒロ野口、の各氏に師事。

2010年 自身のバンド山崎千裕+ROUTE14band を結成。
2011年にアメリカロサンゼルスツアー敢行。
2012年 札幌パークジャズライブコンテストグランプリ。
2013年 世界最大の音楽見本市SXSW2013に出演。 アメリカ全米8 都市ツアー。
同年2013年 カナダトロントジャズフェスティバル出演。
2014年2月にソロアルバム「GOOD ONE」でソニーミュージックアーティスツよりメジャーデビュー!
同年2014年3月 SXSW2014への出演。テキサス州10公演のツアーを行なう。
2015年3月 SXSW2015への出演。10月韓国の世宗文化会館でワンマンライブを敢行。
2016年3月 4回目のSXSW2016への出演。8月にニュージーランド「Bay of Island Blues & Jazz Festival」に出演。
2016年8月 山崎千裕、園田涼、三浦拓也による「三角関係FEAT.三浦拓也」がキングレコードより満を持してメジャーデビュー!!
2017年3月に通算5回目のSXSW2017 への出演。
2017年8月 2ndアルバム「Sweet thing」がキングレコードより発売!

主演映画「Rat」が2012 年ヨコハマアクションムービーコンペティショングランプリ」主演女優賞を受賞。
古楽器によるアンサンブル東京ヒストリカルブラス、東京ブラススタイル(anna名義にて)のメンバーでも活動していた。(2013年10月卒業)。

【これまでに参加した作品】
西野カナ、ゆず、でんぱ組inc.、SEKAINOOWARI、菅野よう子「マクロスin 武道館」ライブサポート。
ミュージカル「ミュ ージックマン」「ミスサイゴン」、宝塚「ベルサイユのばら」、オーケストラにて参加。

【レコーディング参加作品。】
「笑っていいとも」、ディズニー「声の王子様」、映画「麒麟の翼」、映画「さらば危ない刑事」エンディングテーマ、UA、Kinki-kids、西野カナ、森広隆、など他多数。(敬称略)現在、ジャンルの枠を飛び越え人の心に響く音楽をモットーに積極的に活動中。

◆山崎千裕 オフィシャル・サイト