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トーンマイスターが捉える名器ストラディヴァリウスの輝かしい響き

2017/02/25
日本人初のトーンマイスターとして知られる平井義也氏が主宰するレーベル、MEISTER MUSICより新たな名盤と呼ぶにふさわしい作品が到着。ソリストとして国内外で活躍するヴァイオリニスト、花村 恵理香による『ツィガーヌ ~ヴァイオリン名曲集~』は、「名曲+名演+名器」が三位一体となったオーディオファイル必聴の作品です。

『ツィガーヌ ~ヴァイオリン名曲集~』
/花村恵理香, 藤井一興




これまで、ソリストとしてプラハ放響、ワルシャワ交響楽団、ベルリン・シンフォニエッタをはじめ多数のオーケストラとの共演で知られ、国内外で活躍するヴァイオリニスト、花村 恵理香。中堅ソリストとして高い評価を得る彼女の待望の1stアルバム『ツィガーヌ ~ヴァイオリン名曲集~』が遂にMEISTER MUSICよりリリース。今作は表題曲となる「ラヴェル:ツィガーヌ」をはじめとしたヴァイオリンの名曲を中心に録音希少な楽曲も収録した作品。名器中の名器、ストラディヴァリウス(1685)と名弓、フランソワ・トルテ(around 1785)という組み合わせによる実に輝かしい響きで、ヴァイオリンの醍醐味を堪能できるクラシック、オーディオの両ファン必聴の内容となっています。

更に今作では、その素晴らしい演奏の魅力を余すところなく捉えるべく、トーンマイスター、平井義也氏によるスペシャルなレコーディングが行われた。それは世界にも十数ペアしか存在しないというスウェーデン・デトリック・デ・ゲアール製のマイク「エテルナ・ムシカ」を使用した録音。この「エテルナ・ムシカ」は、8Hz~200kHzの周波数をカバーする超ハイレゾ・マイクロフォン。192kHzで収録しても尚、余りある帯域をカバーできるスペックを誇ります。

今回の収録では、このマイクロフォンで192kHz/24bitのシンプルな2チャンネル・ワンポイントでレコーディング。ストラディヴァリウスの独特なサウンドとピアノの豊かな倍音、そしてホールの自然な響きを取り入れた仕上がりとなっています。




◆使用マイクロフォンについて

MICROPHON : Didrik De Geer No.13 & 14 “Eterna Musica”
エテルナ・ムシカ No.13 & 14( 真空管ハンドメイド・マイクロフォン)
デトリック・デ・ゲアール(スウェーデン)製

【指向性】単一指向、無指向、双指向
【最大周波数帯域】8Hz ~ 200KHz -3dB
【出力インピーダンス】67Ω
【ファントム電源】115V/50-60 Hz/AC/ECC 82 1 本使用/B電源 120V
【振動板】大型1インチ2重振動板(AKG)
【サイズ】直径 80mm/高さ 270mm/重量 2200g




世界でも十数ペアしか存在しない、ハンドメイドのマイクロフォンで、非常に解像度が高く、楽器あるいは声のニュアンスを細部までとらえ、録音する側はもちろんのこと、ときに演奏者を『驚かせ『喜ばせ』る音楽的に大変優れたものです。それだけに、セッティング(ほんの数センチの位置の違いでもニュアンスが変わったり)や指向性の加減で、音楽の印象が変わってしまうため、毎回毎回、こちらの経験を問うてくる、厳しい思いをさせられる道具でもあります。
内部のトランスや配線に使用する銅線はスウェーデンの鉱山より採掘される特殊な銅(主成分の銅とその他の金属の割合が非常に良い)を使用しています。ちなみに、この特殊な成分の銅はここでしか採掘されないため、ゲアールはその鉱山自体を購入するほどの徹底振りです。
マイク・インピーダンスを67Ωと非常に低く設定するために、マイク・アウトップト・トランスも通常よりかなり大きなものとなっています(従来は大人の親指程度なのに比べ、こちらは直径80mm、高さ50mmあります)。マイクに電圧を送るファントム・ケーブルやライン・ケーブルも、前記の鉱山より採掘した銅を使用しています。さらにECC82を一本使用しB電圧120Vで駆動する真空管マイクであることも魅力的なところ。
デトリック・デ・ゲアールにより5年の歳月を費やし研究・試作がなされ、高度な技術と豊富な経験を基に、入手出来得る最高の部品を使用され完成しました。ハンドメイドのため、マイク1本を製作するために約1年が費やされるそうです。<平井 義也>




◆トーンマイスター(Tonmeister)とは

ドイツ国家資格
ヨーロッパでは主にオペラハウス、放送局、レコード会社に在籍し、現場において「音楽」と「音響」の最終決定を行う。
「音楽・演奏」と「音響・録音技術」双方におけるハイレベルでの知識が要求されるため、1946 年、初のトーンマイスター養成の研究所( 現在のErich-Thienhaus-Institut )がドイツのデトモルトに設けられた。
ここでは、芸術(ピアノ及びその他の楽器演奏、音楽学、和声楽、作曲法、音楽史、等)と技術(音響工学、電子工学)が必修科目となっている。同時に、ドイツグラムフォンといったレコード会社や西ドイツ放送などの放送局において研修を積まなければならない。


◆マイスターミュージック 配信タイトル一覧⇒

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