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~故郷を持つすべての人々へ~ 畠山美由紀 『わが美しき故郷よ』 ハイレゾ配信開始

2013/12/19
宮城県気仙沼市出身のシンガーソングライター、畠山美由紀。11年の東日本大震災後、故郷への万感の想いを込めて制作された5枚目のオリジナル・アルバム「わが美しき故郷よ」が、この度新たなミックス/マスタリングを施したハイレゾ・バージョンとして配信されます。
こちらでは、畠山美由紀本人からe-onkyo musicのリスナーの皆さま届いたコメント動画に加え、今作のミックス/マスタリングを手掛けたエンジニアのTadashi "URBAN" Nakamuraのスペシャル・インタヴューをご紹介いたします。

宮城県気仙沼市出身のシンガーとして、2011年以降、東日本大震災で被害を受けた故郷・気仙沼を想い「わが美しき故郷よ」と題した詩を発表するなど、被災した人たちだけでなく、故郷を持つ全国の人々の心に寄り添ってきたシンガー、畠山美由紀。今作は、2011年9月、ソロデビュー10周年を迎えた彼女が発表した5作目のアルバム。

震災で被害を受けた故郷・気仙沼を想い歌った“わが美しき故郷よ”、おおはた雄一やLittle Creaturesの栗原務と共作したオリジナル曲をはじめ、NHK総合 震災ヒューマンドキュメンタリー番組で使用された“ふるさと”や、“What a Wonderful World”、“Moon River”といったカヴァー曲など全12曲を収録。

畠山美由紀の歌声が、故郷を持つ全ての人々の心に優しく沁みいる素晴らしい内容です。

また、今回のハイレゾ・バージョンのリリースによせて、畠山美由紀さんよりe-onkyo musicのリスナーの皆さんに動画メッセージが届きました。

■畠山美由紀 ハイレゾ配信によせて



エンジニア、Tadashi "URBAN" Nakamura スペシャルインタヴュー


今作『わが美しき故郷よ』は、今回のハイレゾ配信の為に、エンジニア、Tadashi "URBAN" Nakamura氏の手により新たにミックス/マスタリングが施されたハイレゾ・バージョン。ここでは、そのハイレゾ・バージョンの魅力を、CD版の録音、ミックス、そして今ハイレゾ配信のミックス、マスタリングを担当したエンジニア、Tadashi "URBAN" Nakamura氏(POTATOSTUDIO)に伺ってみた。

■ハイレゾ配信について
- 今作のハイレゾ用のミックス、マスタリングで音作りにおいて意識した点を教えて下さい。

Tadashi "URBAN" Nakamura (以下 Nakamura)「もともとハイレゾ配信を意識してのセッションではなかったので、オリジナルのマルチ音源は24bit/48kHzで録音していました。今回ハイレゾ配信にともなって、ミックスしなおした音源を「PrismSound ADA-8XR」というADコンバーターから、アナログでDSDレコーダーに録音して、DSDファイルを24Bit/192kHzに変換したものをマスタリングして、最終的に一番バランスよく聴こえた24Bit/96kHzをマスターファイルとしました。48kHzで録音したマルチに超高域を付加的な情報として付け足すのではなく、アナログ・コンバーターのキャラクターをDSDで奥行きを付けながら録音してマスタリングしているので、ある意味一般的な96kHz音源とも48\kHz音源とも違うキャラクターになっているのではないかと思います。」


- それでは「CD版」と「ハイレゾ・バージョン」との音の特徴の違いを教えて下さい。

Nakamura「CD版は、もう少し録音したままの状態に近いミックスになっています。ハイレゾ・バージョンは良い意味で曲ごとのキャラクターをはっきりさせたミックスになっているのではないかと思います。」


■畠山美由紀、そして今作品について
- エンジニアの観点から、今作の魅力を教えて下さい。

Nakamura「2011年に制作した作品で、関わったミュージシャン、スタッフ各々がとても繊細な感情の揺れの中でこの作品を制作していました。歌詞の内容は勿論ですが、触れたら壊れてしまいそうなガラス細工のようなアレンジ、アドリブプレイを各所で聴くことが出来る作品です。」


- 畠山を美由紀のシンガーとしての魅力、同じくエンジニアとしての観点から教えて下さい。

Nakamura「とても耳の良い、技術の高い歌手だと思いますが、特に中低音域の表現力は内外の女性シンガーの中でもトップクラスだと思います。」


- レコーディング、ミックス、マスタリングで特にこれがポイントという部分ばあれば是非お気かさえ下さい。

Nakamura「ボーカルの低域が綺麗に聴こえる様に心がけています。」


- マイクやエフェクター類など、今作の録音で使用した特にこだわりの機材などあれば教えて下さい。

Nakamura「僕は楽器のキャラクターを作ることに注力するタイプで、好きなキャラクターを出すために各種リボンマイクを多用しています。シンプルな編成の曲が多いので、楽器のキャラクターも聴いて頂けると有難いです。」


- 今作の中で、中村さんのお気に入りの曲は?

Nakamura「“教えてママ”、“What a Wonderful World”、“花の夜舟”です。」


■ハイレゾ音源について
- 中村さんが感じるハイレゾ音源の長所は?

Nakamura「情報量の多さに尽きるのではないでしょうか。聴いていて背筋が伸びるのではないかと思います。」


- 今後ハイレゾ配信に期待する事などあれば教えて下さい。

Nakamura「マスターテープが残っている音源は、全ての音源がハイレゾ化されるべきだと思います。あと、話しが逸れますが公共のハイレゾシアター(音楽博物館)が出来て、一般の方も素晴らしい音源を素晴らしい音響で聴ける様な環境が出来ると良いなと。」

- 貴重なお話大変ありがとうございました。


Sound Engineer: Tadashi "URBAN" Nakamura プロフィール

1999年スパーブ入社~2004年フリーランスで活動開始。
都内杉並区高井戸にあるPOTATOSTUDIOを拠点に、レコーディング、ミキシング、マスタリング、PAエンジニアとして活動。これまで手掛けたアーティストは畠山美由紀の他、アンサリー、BONNIEPINK、木村カエラ、ハナレグミ、口ロロ(クチロロ)、UAなど。その他、堺雅人出演のサッポロ一番 TVCM /「頂」喜怒哀楽編をはじめテレビCMも多数手掛ける。




畠山 美由紀『わが美しき故郷よ』



誰もが心になつかしい故郷を持っている。

2011年の春、そのことを、

これほどに痛みとともに感じたことはなかった。

そして、それでも廻り、繋がり、

つねに新しい季節に向かう世界を、

これほど愛おしく感じたこともなかった。

この美しき世界へ。

心からの賛歌を、この時代に生きる願いを、ここに歌う。


畠山 美由紀『わが美しき故郷よ』 (96kHz/24bit)

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