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【10月7日更新】新番組!極上新譜24bitクラシック

2018/10/07
MUSICBIRD10月新番組「極上新譜24bitクラシック」124ch毎週日曜11時~16時(土曜再放送11時~16時) 毎月のクラシック新譜の中から、「音」「演奏内容」ともに秀逸なハイレゾソフトを厳選して紹介。 毎週日曜日11:00~16:00(再放送土曜日11:00~16:00)放送 文◎清水葉子
◆10月7日
アイスランド出身、今最も注目を浴びているピアニスト、ヴィキングル・オラフソンがニュー・アルバムを発表。前回ドイツ・グラモフォンからリリースしたフィリップ・グラスの作品集でデビューした彼の新作はバッハ。そのラインナップを見るだけでも一筋縄ではいかない彼の才能を窺い知ることができる。コラールやオルガン・ソナタのピアノ編曲を散りばめ、間には平均律クラヴィーア曲集やインヴェンション、シンフォニアといったピアノ学習者が必ず弾くような小品が挟まれる。この小品が間奏曲のような役割を果たし、前後の曲に流れを作る。そして全体が大きな組曲かのような錯覚を起こす。ピアノという楽器の特性を最大限生かしたその音色の響きも見事でこれはハイレゾで聴く醍醐味が凝縮した必聴音源といえるだろう。個人的にも今月一押しのアルバムである。
この日はバッハを集めて。続いてはドイツのベンヤミン・アップルのバリトンによるバッハのアリア集。フィッシャー=ディースカウの最後の弟子だという彼。前半マタイ受難曲からのいくつかのアリアをまとめているが、これが素晴らしい。抑制の効いた、しかし朗々と流れる歌い口。それが静かで厳かな宗教的作品では一層際立つ。コンチェルト・ケルンの演奏も相まって極上のバッハの世界を堪能できる。
続いては桑形亜樹子のチェンバロでバッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻。人気エンジニア深田晃の録音という点でも人気を集めている。少し遅めのテンポでじっくりと弾かれるチェンバロの響きを克明に捉えた音質は見事。全曲をたっぷりとお楽しみあれ。
現ロシア正教会の府主教を務めるイラリオン・アルフェエフはまた作曲家としての顔も持つ。ロシアの名門グネーシン音楽学校で学ぶなどその音楽のキャリアは本格的。神学の道に進むことになるが、ここでのバッハのトランスクリプション集は自ら指揮もしている。コラールとカンタータ第82番までをお届け。

●『バッハ・カレイドスコープ』
ヴィキングル・オラフソン




◆10月14日
この日はヒストリカル音源を集めて。往年の名指揮者シャルル・ミュンシュとパリ管弦楽団によるラヴェル作品集。亡き王女のためのパヴァーヌ、スペイン狂詩曲、ボレロなどお馴染みの人気プログラムを。
ドイツ・グラモフォンからはフランスのチェリスト、ピエール・フルニエによるラロやサン=サーンスのチェロ協奏曲。その味わい深い音色に酔いしれる。
続いてはミケランジェリのショパン。彼の透徹した響きの音色がハイレゾで鮮やかに蘇る。最後のスケルツォのクールな激情も必聴。
最後は夭折のピアニスト、リパッティ。グリーグとシューマンのピアノ協奏曲を収めたアルバム・ジャケットには何故かウルトラマンとのツーショット。これは今年がリパッティ生誕100年、ウルトラマン放送開始50年に当たるということでのコラボとか。この企画のために新たにマスタリングした音質。
最後は2本のチェロによるデュオ。先に紹介したフルニエの薫陶も受けた日本の巨匠、安田謙一郎と弟子の藤村俊介による共演で低音の響きをじっくりと。

●『Ravel: Piano Concerto in G Major, Rapsodie espagnole, Bolero & Pavane』
Charles Munch




◆10月21日
史上最年少でパガニーニ国際コンクールを制した庄司紗矢香も30代半ば。着実に演奏家としての高みに近付いている。それがこの堂々たるベートーヴェンとシベリウスの協奏曲に如実に表れているのは聴けば誰もが納得することころだろう。ベートーヴェンでは彼女自身のカデンツァも聴きどころ。巨匠テミルカーノフは早くから彼女の才能を認めて共演を重ねているが、その指揮とサンクトペテルブルク・フィルもその音楽を底上げする。
続いても同じ女性ヴァイオリニストで、やはり才気溢れるヒラリー・ハーン。今回はイギリスの作品を集めたアルバム。エルガーの技巧的でありながら音楽的にも深みのあるヴァイオリン協奏曲ロ短調とヴォーン=ウィリアムズの切なくも美しいメロディーの名曲「揚げひばり」。ハーンの鮮やかなテクニックと艶のある音色でその世界に引き込まれる。
ハーンと同じアメリカのチェリスト、アリサ・ワイラースタインの新録音はシェーンベルクの「浄められた夜」をメインにしたPENTATONEからのアルバム。前半はハイドンのチェロ協奏曲第1、2番で明朗快活な演奏を披露。一転シェーンベルクではこの曲の持つ暗闇に浮かび上がるような美しい和声を静かな迫力で聴かせる。
この日の最後は指揮者のいないアンサンブル、飛騨高山ヴィルトゥオーソ・オーケストラのライブ録音。地元の飛騨高山で行われる、彼らの精緻なアンサンブルによる演奏でベートーヴェンの交響曲第8番、ハイドンの交響曲第100番「軍隊」など。

●『ベートーヴェン&シベリウス: ヴァイオリン協奏曲』
庄司紗矢香, サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団, ユーリ・テミルカーノフ




◆10月28日
まずは村治佳織の「シネマ」。デビュー25周年のアルバムは映画音楽を集めたもの。若くしてデビューし、病から復帰も果たした彼女だが、このアルバムでは多くの経験を経た大人の演奏を聴かせる。編曲も秀逸なのだが、その音楽の持つ世界観を1曲1曲描き分けるため、4本のギターを使い分けている。また1曲では弟の奏一とも共演。
 まだ知られざる曲と言ってもいいストラヴィンスキーの「ペルセフォーヌ」。オーケストラと独唱、合唱、語りを要する劇音楽。規模が大きいためなかなか上演されることが少ないが、先頃日本でも初演されるなど少しずつ演奏機会も増えている。こうしてサロネンとフィンランド国立歌劇場管弦楽団の素晴らしい演奏で聴くと作品本来の魅力が充分に味わえる。ハイレゾではストラヴィンスキーの音楽の色彩感と和声の妙がよりクリアに広がる。
コンセプチュアルなアルバム作りで最新作が常に注目のピアニスト、エレーヌ・グリモー。ドビュッシー、ショパンなどお馴染みの名曲の間に、ウクライナの作曲家シルヴェストロフの作品を配し、全体を瞑想的な世界へと導く。この手法はヴィキングル・オラフソンとも通じるものがある。
坂本龍一がキュレーターとなって行われたライブ・イベント「グレン・グールド・ギャザリング」。グールド生誕85年とカナダ建国150年に当たる昨年のライブを収めた注目の音源をハイレゾで。
最後はグラスハーモニカのサウンドで癒される。ウィーン・グラスハーモニカ・デュオのアルバム「アダージョ」をどうぞ。

●『ストラヴィンスキー:「ペルセフォーヌ」』
エサ=ペッカ・サロネン >, フィンランド国立歌劇場管弦楽団 >






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清水葉子(ディレクター) フリーランス・ラジオディレクター。TOKYO FMの早朝の音楽番組「SYMPHONIA」、衛星デジタル音楽放送ミュージック・バードでクラシック音楽の番組を多数担当。「ニューディスク・ナビ」「24bit で聴くクラシック」など。趣味は料理と芸術鑑賞。最近はまっているのは筋トレ。



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