クラシカル・クロスオーバー歌手、ラピスラズリが、DSD作品の新譜、2曲をリリース!

2014/08/08
美しい響きと透明感のある歌声が魅力のLapis Lazuliが、イタリアンポップス、カンツォーネの新作をDSDレコーディングでリリース!
今回リリースされた「ガラスの部屋」、そして「'Nu quarto 'e luna (三日月)」の2曲は、レコーディング時に2種類のマイクを並べて同時にボーカルを録音し、2曲とも2種類の音源が同時リリースされるという実に凝った内容。
収録を終えたラピスラズリさんへのインタビューと、プロデューサーの五木田岳彦氏から寄せられたコメントをご紹介いたします!
■ Lapis Lazuli インタビュー

------- この度はイタリアのカンツォーネやポップスをレコーディングされたということですが、レコーディングはいかがでしたか。

ラピスラズリ: どちらの曲も男性のボーカルで広く知られている曲なので、それを私の声でどう歌ったら聞き心地のよいサウンドになってくれるか試行錯誤しました。結果、極力カンツォーネやイタイアンポップスの“らしさ”を抜いたオリジナルなサウンド感の作品になったかと思います。

『ガラスの部屋』は芸人のヒロシさんのBGMとしても知られている曲です。とてもドラマチックで感情的な曲ですが、それをあえて眈々と押し迫ってくるようなイメージで歌ってみました。 『'Nu quarto 'e luna(三日月)』は私がよくライブで歌わせていただいている曲なのですが、情景が浮かんでくるようなとてもあたたかく豊かな曲です。伸びやかさを第一に考えて甘く歌ってみました。

------- 今回のレコーディングは、一発生演奏同時録音で制作されたということですが、苦労や緊張はされませんでしたか?

ラピスラズリ:ピアノと息遣いを感じ合いながら演奏できたのは、とても演奏しやすかったです。 一発録りだから最後までベストな歌を歌わないと、って自分を追い込みすぎてしまうと緊張してしまいますから、気楽に遊んでいるようなかんじで何本か録っていき、休憩後一発目に歌ったのが、「あ、なんかいいね」なんて採用されたりしましたね。
私がとても楽しんで歌っている空気が、臨場感をもって伝わってくれたらいいなって思います。

------- DSDであればきっと伝わりますね!ありがとうございました!


【レコーディングノート ~作曲家、音楽プロデューサー、五木田岳彦 氏】

今回リリースしますのは数日前にレコーディングをした、出来たてのDSD作品です。今回は少しユニークな試みをしてみました。

ボーカル録音時に2本違ったマイクをセットした状態で歌ってもらい、その音の違いを楽しむという試みです。選んだマイクはNeumann U-67 とAKG The Tubeという2本のビンテージマイクです。U-67については、ご存知の方も多いと思いますが、世界で最も有名なマイクの1つだと思います。The Tubeはどちらかというとレアなマイクだと思います。

AKG ですとC12というのがとても有名なのですが、The Tubeはその後に作られた真空管マイクです。見た目はC12とよく似ていますが、市場に出回っている数が非常に少ないマイクです。私はこのマイクがとても気に入っていて、ボーカルはもちろん、ストリングスやピアノなどにもよく使用しています。いずれのマイクもマイクプリはOld Neve 1081を使用。EQなども全て同じセッティングです。

私の演奏するピアノは、Neumann M149 (Stereo) をオンマイク、アンビエントにB&K 4003 (Stereo)を使用しています。マイクプリはNeve 33122 2ch そしてAvalon Design VT-737SP 2chを使用しています。

スタジオレコーディングでありながら、音楽ホールでのライブ録音のような方法を選択することも、極端に編集という行程を排除した形でのDSDレコーディング作品を制作する上でのおもしろさと醍醐味の一つかもしれません。

『ガラスの部屋』
/Lapis Lazuli (ラピスラズリ)



『Nu quarto e luna (三日月)』
/Lapis Lazuli (ラピスラズリ)

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