≪ ショパンの秋 | 小椋佳、24bit/96kHzでe-onkyo musicに登場です! ≫
身近なところでクラシック
みなさん今日は。e-onkyo music 担当の黒沢です。
先月末からライブ収録を行ったオリジナル・コンテンツ「Ub-X meets 菊地成孔」の配信が始まり好評をいただいておりますが、もうお聴きになりましたか?当日は私も会場へ足を運びましたが、開場前から凄い行列!開場と同時に座席はもう一杯でした。そんな期待の渦巻くなかでのパフォーマンスは、その期待に応えるのに十分な内容。是非24/96ならではの臨場感で味わってみてください。
ピアノの橋本一子さんはもともとクラシックも演奏している方で、ラベルやドビュッシー、果てはメシアンなども弾いていらしたということです。やはり、音楽性やテクニック、というところで、ジャズ・ミュージシャンにとってもクラシックってやっぱり関係してくるのでしょうか。でも考えてみれば、ビル・エヴァンスだって、ハービー・ハンコックだってクラシックと深い関わりがあることはよく知られていますし、ジャンルの壁を越えて、アイデアやインスピレーションを与えるクラシックの懐の深さは、なかなか侮れないものかも知れませんね。
普段はジャズばかりであまりクラシックを聴かない私ですが、そんなことでクラシックを少しだけ深く掘り下げてみようと考えましたが、まずは身近なところからトライです。普段からよく耳にするテレビCMで使用されているクラシックを今回は取り上げましたので、どうぞお気軽にお楽しみ下さい。
●ヘイリー/カッチーニ;「アベマリア」<Track4>
松雪泰子さん出演のカネボウ「DEW SUPERIOR」のTVCMで使用されています。シューベルトやバッハ=グノーによる同名曲と並ぶ人気を誇る「アヴェ・マリア」であり、多くの録音が残されていますが、ここではニュージーランド出身の注目の歌姫、ヘイリーの録音をご紹介しています。透き通るような美声が心に染み渡ります。
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※紹介の音源とCMの音源は異なります。
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●ズデニェク・マーツァル (指揮)/ドボルザーク:交響曲第9番「新世界から」第4楽章<Track8>
今、最も注目を集める日本の女性指揮者、西本智実さんが出演している、スズキ SX4のTVCMで使用されています。これから世界を舞台にアピールしてゆく、という新型車に、これからますます世界を舞台に活躍が期待される西本さんをダブらせたのでしょう、この楽曲の強烈な第1主題が、そのイメージをさらに強固なものにしているように感じます。交響曲第9番「新世界から」は1893年に作曲されたドヴォルザークの最後の交響曲で、クラシック音楽有数の人気曲です。第2楽章のメロディーをもとにして歌曲「家路」「遠き山に日は落ちて」が作曲されたということもあって、日本人にも親しみのある作品です。
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●サン=サーンス:交響曲第3番 ハ短調 Op.78 「オルガン付き」第4楽章<Track4>
カミーユ・サン=サーンスの1886年の作品、<交響曲第3番 ハ短調 Op.78 「オルガン付き」第4楽章>を使用しているのは転職サイト、エンジャパンのTVCM。爆笑問題が無言で立っているだけ、というシンプルな構成でも、CMが引き立つのはこの曲に負うところもかなりあるでしょう。実際、サン=サーンス自身も「すべてを注ぎ込んだ」とコメントした自信作で、ドビュッシーなど、印象主義がもてはやされた19世紀後半にあって、あえてロマン主義を貫いた大御所のエネルギーが詰まっているのです。
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●モーツァルト:交響曲第25番第1楽章<Track1>

渡哲也、中山美穂出演の缶コーヒー「ジョージア・ヴィンテージ・レーベル」TVCMで使用されたモーツァルトの「交響曲第25番 ト短調 K.183」は1773年の作品で、映画「アマデウス」のオープニング曲としても使用されていましたのでご存知の方も多いでしょう。モチーフは非常にドラマティックで情熱的であり、また短調を選択していることもあって、楽曲自体の色彩にも熟成の色合いを感じさせます。
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●フジコ・ヘミング/ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲〜第18変奏<Track14>
ハーゲンダッツ「ビターキャラメル」のTVCMで使用されています。1934年にラフマニノフが書き上げたこの「パガニーニの主題による狂詩曲」は、ニコロ・パガニーニのヴァイオリン独奏曲、「24の奇想曲作品1」の中の第24番「主題と変奏」であらわる主題のフレーズを抜き出し、それを題材にして24の変奏を作曲したもの。なかでも第18変奏はこのTVCM以外にも、オードリー・ヘップバーン主演の映画『麗しのサブリナ』などでも使用されるなど、好んで取り上げられます。
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●ジョン・ヴィクトリン・ユウ(指揮)/ホルスト:組曲「惑星」から「木星」<Track4>

こちらも自動車のTVCMで、三菱自動車のギャラン・フォルティスのTVCMで使用されています。1926年に完成した作品で全7曲で構成される組曲であり、日本ではここで取り上げている「木星」の中間部Andante Maestosoの旋律がポップスなどでもカバーされるなど特に有名ですが、TVCMでは冒頭の導入部からを引用しています。
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●サラサーテ:「ツィゴイネルワイゼン」<Track1>
仲間由紀恵さん、松山ケンイチさん出演のロッテ、キシリトールガム「プライムミント」のTVCMで劇画タッチに挿入されています。1878年に完成した管弦楽伴奏付きのヴァイオリン曲で、非常に派手で劇的なヴァイオリン演奏が印象的。一度聴いたら忘れられませんね。サラ・サーテ自身が卓越したヴァイオリニストであったこともあって、ヴァイオリンのための作品を多く残した作曲家であり、チャイコフスキーやブラームスにも影響を与えたといわれます。
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●フジコ・ヘミング/ドビュッシー:「亜麻色の髪の乙女」<Track12>
SoftBankのTVCM、無料のワ「ただ友」篇の後半に挿入されています。ドビュッシーが晩年の1910年に完成させたピアノ曲集『前奏曲集第1巻』の第8曲。19世紀から20世紀への橋渡し的な役割を果たしたドビュッシー、印象主義の巨匠が残した美曲です。
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●ウラディーミル・アシュケナージ (指揮)/ラベル:「ボレロ」<Track14>

日清のカップ麺 行列のできるラーメン店の「どげんかせんといかん」篇TVCMで使用されています。今年は宮崎が本当によく話題になった一年でしたね。この作品は1928年に初演されたラヴェル作曲のバレエ音楽で、特徴的なリズムを延々繰り返すスネア・ドラムに乗って、様々な楽器によりメロディーが繰り返し演奏され、終盤の最高潮へ向けて厚みをましてゆくまでに様々な色彩を見せてくれます。構成は単純ながらも非常に豊かで、充足感のある作品です。
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07/11/01
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