≪ ジャズの過去〜現在〜そして未来 | 本田美奈子.24bit/96kHzで配信開始! ≫
“泣ける”音楽考
みなさん今日は。e-onkyo music 担当の黒沢です。
ここのところ不安定な天気が続き、寒かったり熱かったり。梅雨時期だからというのもありますが、簡単に振り回された挙句に風邪をひいてしまいました。皆さんもお気をつけください。
今回は“泣ける”音楽を考えてみよう、ということで選曲していますが、そんな事を考えたのも体調が下降気味だったからでしょう、TVでふと目にしたちょっといい話に涙がジワリときたことに始まります。「世の中、悪意もいっぱいあるけど、さりげない善意も同じように沢山あるなぁ」と思ってジワリ。私はそんな単純なところで“泣け”てしまったりします。思えば、いま盛んな温暖化防止運動も、さり気ない善意の積み重ねですね。そうそう、私の友達は、うどんを打つ初老の老人を見てジワリときたそうです。ちょっと変わってますね。
さて、ご紹介する楽曲は、あくまでも私がそんな“泣ける”気持ちになれる音楽を選んだもの。あなたの“泣ける”音楽にあてはまるでしょうか?
●ルイ・アームストロング:What A Wonderful World
これはルイ・アームストロングが60年代後半に録音したもの。映画『グッドモーニング・ベトナム』に使用され、サッチモの死後、88年に大ヒットしました。ここに聴かれるのがそのオリジナル録音。物凄いだみ声なのにそれがかえって心地良いのだから歌って不思議です。しみじみと歌うサッチモの歌声がなんともいえず心に沁みます。
♪試聴
●チャーリー・ヘイデン:En La Orilla Del Mundo
2002年ベスト・ラテン・ジャズ賞受賞のアルバムから。冒頭1曲目の“En La Orilla Del Mundo”は、ゴンザロ・ルバルカバのピアノが非常に美しく、彼の故郷キューバの海岸線に夕日が落ちていく様が目に浮かぶようです。今や世界的評価を受けているゴンザロの演奏を、是非ご一聴ください。
♪試聴
●坂本龍一:美貌の青空/04
1995年発表のアルバム「SMOOCHY」に収録された楽曲で、ご紹介するのは映画「バベル」のサウンドトラック用に新しく録音されたもの。注目のブラジル人チェリスト、ジャキス・モレレンバウムとヴァイオリニストの後藤勇一郎に坂本龍一のピアノを加えた3人編成。チェロとヴァイオリンが繰り返す、単純ながら危うい2音の繰り返しの上を、ピアノがしっかりとメロディーを繋げていく基本構成で、様々に揺れ動く3つの心を表しているようにも受け取れます。あなたは何を想像されるでしょうか。
♪試聴
●ゴンチチ:放課後の音楽室
1990年代後半に、マンダム「ルシード」のCM曲として約5年に渡り使用されたので、ご存知方も多いでしょう。以前にもご紹介しましたが、素晴らしい曲なのでまたご紹介。一度聴いたら容易に口ずさむ事が出来るほど、メロディーのまとまり方が本当に見事。少し昔の曲ながら、ライブでは必ず演奏される、リクエストの絶えない曲です。
♪試聴
●ズデニェク・マーツァル(指揮):マーラー/交響曲第5番 嬰ハ短調 第4楽章
映画「ヴェニスに死す」で挿入曲として使用された美曲。オーケストラ譜で僅か数ページなのに10分を越す演奏時間、ということは、非常なスローテンポで演奏される訳ですが、このスローテンポがこの曲の命。ユッタリと体を預けて聴いてみてください。マーラーの5番の中でも、この楽章だけ弦楽四重奏で演奏されることもあり、世界中でポピュラーな楽章です。
♪試聴
07/07/04
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