今どき女性ジャズ・ヴォーカルのススメ
みなさん今日は。e-onkyo music 担当の黒沢です。
ジャズを聴き始めてから10年と少しが経ちました。ジャズを聴き始めたきっかけってなんだったっけ?とか、最初に聴いたのはなんだったかなぁ?と、振り返ってみたら、最初はヴォーカルものだったんですね。この10年あまりで、凝ったものやら難解なものまで色々聴くようになりましたが、情感や詩情がよりストレートに訴えかけてくるヴォーカルものは、いつでも、どこかのタイミングで必要になってきたように思います。今回は、e-onkyo musicのカタログの中から、ジャズ寄りでも比較的クロスオーヴァー気味で聴きやすく、録音が非常に良いものもピックアップしてみましたので、是非ご一聴ください。いわゆるジャズ・ヴォーカル(サラ・ヴォーンなど)とは違うものもありますが、ジャズってこれがなかなか懐が深いんです!
●ベイ・シュー:Moonlight
2006年にアルバム「ベイ・シュー」でデビューした彼女の最新3rdアルバム。このアルバムは、以下にご紹介する2作目「ロスト・イン・トランスレーション」がポップスやロックの曲をジャズに料理したのとは対照的に、ジャズ・スタンダードをポップスにアレンジすることをコンセプトにしたもの。好評の中国の歌も収録されていて、テレサ・テンの名曲<ムーン・リプレゼンツ・マイ・ハート>なども聴く事が出来、ヴァラエティーと色彩に富んだ楽曲と、夢見心地なサウンドが気持ちの良い作品に仕上がっています。気になった方はまさに今週から(6/7,8,9,14,15)、東京、大阪、横浜で日本公演もありますので、是非チェックされてみてはいかがでしょうか?
●ベイ・シュー:ロスト・イン・トランスレーション
2007年の1月にリリースされた2作目。松任谷由実の人気曲をカバーしたが音楽配信で大ヒットし、一躍注目を集めたアルバムです。日本のスペシャル・ジャズ・ユニットSFKUaNK!!のリーダー、塩田哲嗣をベース、米ジャズ界の実力者サイラス・チェスナットをピアノに迎えたピアノ・トリオをバックに、ジョン・レジェンド、レニー・クラヴィッツ、ジェイムス・ブラントなどなど、ポップスやロックの有名曲の魅力を、ジャズの視点から引き出しています。
●ダイアナ・クラール:ザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム
2004年に大ヒットをとばしたアルバムです。夫のエルビス・コステロとの共作6曲をはじめとして、ジャズ・スタンダードはもちろん、ジョニ・ミッチェル、トム・ウェイツ、モーズ・アリソンのナンバーも収録し、彼女のブルージーな一面が際立った内容です。新作を発表するたびミリオンセラーはあたりまえの彼女の歌唱力を、是非ご確認ください!
●ヴィエナ・テン:Dreaming Through The Noise
スタンフォード大を卒業し、IT業界でモリモリ働いていたキャリアを捨てて、音楽シーンに飛び込んできた27歳のシンガー・ソングライター。クラシック畑のミュージシャンとの共演が多かったと彼女自身は語っていますが、70'のフォークやジャズの香りただようオリジナルの楽曲群が、彼女の豊かな音楽性を感じさせます。また、サウンド・プロダクションも最高の仕上がりで、繊細な歌声とピアノ・タッチが見事に表現されています。是非、大きめの音量で聴いていただきたいアルバムです。
07/06/05
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